「スーク文具店」オープンしました。 | SOUQ ZINE スークジン

「スーク文具店」オープンしました。

「スーク文具店」オープンしました。
10階「うめだスーク」の文具・雑貨マルシェが、「スーク文具店」と名前も新たにオープンしました。 デスク周りを自分らしくアレンジし、文房具にこだわる人も増えているなか、どんなモノが集まるお店なのでしょうか? 「スーク文具店」を手がけたバイヤーの国井と羽太のふたりに話を聞きました。

キーワードは「脱・文具」

リニューアルのきっかけは何ですか?

国井
普段お家や職場で使う身近なアイテムが、もっと楽しめるものだったらいいのに、と思っていて。今までのどこでも手に入る便利なものというだけでなく、カタチ、色、素材、用途など、何か際立った要素が入っているものも必要じゃないかと考えました。 私たちは、「暮しのアトリエ」という、器や布ものをあつめたコーナーを担当しているのですが、文具もくらしの道具としてとらえた品揃えをしてみよう、ということになったのです。
スーク文具
羽太
例えば、「暮しのアトリエ」で人気のあるレザーボックスがあります。アクセサリーや、身の回りの小さいものをいれて、置いておくだけでもスマートで絵になるので。 インテリア的な小物ですね。これって、デスク周りの文具としてももちろん優秀なアイテムな訳です。
国井
そんな感じで間口を広げていきました。
羽太
ふたりであちこちのクラフトフェアに出かけて、いろんな作家さんにお会いしました。 オリジナル商品もつくってもらいましたね。
国井
できあがってみると、「これ、文具?」というものもあって。ファッションのクリエイターさんにリクエストしてつくってもらった「パソコンケース」なんですけど、少しアクセサリーのような感じだったりするんですよ。 今までにないものをやるって、テンションあがります。作家さんと一緒に新しいものをつくりあげることはぜひやっていきたいですね。
スーク文具
羽太
あと上質文具=レザー、伝統工芸、みたいな今までのイメージを打破したいのです。いろんなクラフトフェアにでかけて、気づいたのですが、ここ2、3年、ほんとに様々な素材、今まで見たことがないものを手がけている方が多くなって来ました。
スーク文具透けたメッシュ素材なのに、表と裏のプリントが違う。
屋外広告に使われるメッシュターポリンを使用。表裏の柄を重ねて新たな視覚効果を生み出す『PANAMA』。
印刷技術の進歩を感じる作品。
国井
そうですね。そのぶんやっぱり作家の個性が強くなっているし、深まっています。 いろんな素材、いろんなカタチがありますね。
スーク文具低密度ポリエチレンを素材にして、ものづくりをする『PE』。
ポリ袋にも使われているシートを何枚も重ね、アイロンで圧着する完全手作業作品。
羽太
そのひとつが、京都の「PE(ペ)」というブランドなのですが。PEはポリエチレン樹脂の略称からネーミングされています。スーパーのレジ袋なんかで使われているあの素材のフィルムを、何層にも重ねて重ねて、熱をかけて溶着して、新しい素材をつくるのです。工業的な材料を使っているのですが、一点ずつ手仕事で成形されるクラフト的な製作方法が独特で、自然な縮みやシワ、凹凸がなんともいえないのですよ。
国井
素材に挑戦している感じも、奇をてらったデザインじゃないのも魅力ですね。
スーク文具

商品以外にディスプレイなどではどんなこだわりが?

国井
まず什器ですね。額縁効果というか、商品の個性が際立つディスプレイにしたかったのです。そこで「graf」さんにお願いしました。お伝えしたイメージは“図書館”です。
羽太
作家さんは、やっぱり、自分の“作品”がどんな風に並ぶのか、をとても大事にされているので、そこはこだわりました。
スーク文具薄いコットン生地に特殊なのり加工を施したペーパークロスで、ポーチなどを作る『fourruof』(東京)。長く使用するとシワが入ったり、光沢が出てきたり、それぞれの味を楽しめる。
国井
図書館をキーワードにしているので、実は本も販売しているのです。店主のセレクトが面白い「Calo Bookshop&Cafe」さんと、古本屋さんの「ON THE BOOKS」さんにお願いして。ブックカバーのディスプレイには、私の私物の本を使っているのです。 ディスプレイは結構細かいところまでこだわっています。

これからはどんなことやってみたいですか?

羽太
お客様に、商品のよさを伝えるだけじゃない提案にチャレンジしてみたいですね。 今の時代とは逆かもしれないけど、紙とかインク、印刷物のイメージが浮かび上がってくるっていうか。ひとの手の感じっていうか。そんな空間にしたかったのです。 ただ新しい商品が並んでいるというだけでなくて、実際、人が使っているライブ感があるようにできたらなって。 例えば、売場の一角に本物のデスク、というか仕事場があって、そこで実際に作家さんやクリエイターさんが、ZINEやフリーペーパー、フライヤーなんかをつくっている、人がいなくても、仕事場拝見的な空間になる、みたいな感じですね。
スーク文具
国井
あと、その延長線で、取り扱い作家さんの作品集なんかも、この「スーク文具店」で編集してつくったりしてね。なんかそういう商品以外にまで派生できたらいいですね。
スーク文具Re:S(りす)の編集者 藤本智士さんがプロデュースしているコーナー「& FUJIMOTO」。

/売場の声をお届けします/

スーク文具

生まれ変わった「スーク文具店」。
売場を担当するメンバーにも話を聞きました。

リーダー・石橋直也
「これ、何を入れる・何に使うものですか?」 場が新しくなって増えた、お客様からの質問です。使い方が決まっていないものだからこそ、売場スタッフの想像力が必要になります。「僕なら、私なら、こう使います」というご提案をするので、ふだんの生活の中でもいろんな発想をできるようにそれぞれ自分を磨いています。以前の売場での接客とは全く異なるアプローチになりますので、まだまだ慣れていない部分もありますが、スタッフみんなで、お客様といっしょに楽しんでやっていけたらと思います。

スーク文具

アシスタントバイヤー・山田真悠子
面白いのは、作家さんのつくる商品は見る人によってモノの名称が変わることです。ある人にとっては“ペントレイ”であるものが、別の人には“オブジェ”になる。そんな、用途を限定しないという提案を新鮮に感じて、自由に楽しんでもらえたらうれしいですね。ただ文具や雑貨を売っている売場ではなく“ヒトとモノとの出会いを誘発する場所”となっていけるよう、作家さんや売場のスタッフと協力しながら、取り組んでいきます。

写真/桑島薫

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