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熱海から 独創的な人とアイテムがやってくる!

熱海から 独創的な人とアイテムがやってくる!
かつては〝日本のハワイ〟とも呼ばれた元祖リゾート地、静岡県熱海。この土地名を聞けば、真っ先に温泉を思い出す方も多いはず。そんな熱海のクリエイターとアイテムが集まる『百花繚乱、熱海より』が4月14日(水)より1週間、阪急うめだ本店「うめだスーク」中央街区パークにて開催!コロナ禍でやむなく中止になった企画が1年越しでついに実現。このフェアに参加するクリエイターたちを熱海の地に訪ねました。

自分の感性で生きる熱海のクリエイターを集めて

まず初めに訪れたのは、熱海銀座。銀座という名前のイメージ通り、飲食店やお土産屋さんなどの商店が軒を連ね、華やかで活気のある街です。その一角に店舗とアトリエを構えるのが、アパレルブランド「Eatable of Many Orders」の旗艦店『EOMO store』。

すり鉢状の階段と高い天井の空間。まるで舞台のステージに紛れ込んでしまったかのよう。

今回のイベントで熱海のクリエイターに声をかけてくれたのが「Eatable of Many Orders」の新居洋子さん。

「Eatable of Many Orders」のスタッフのみなさまと新居洋子さん(右)。

「今回は、熱海で繋がったクリエイターの皆さんにお声がけして、ひとつのマーケットをやってみようというひとつの試みです。熱海って、何かの真似をしたり流行りを意識したりっていう人がいないんです。そういう流れに乗りたい人は、まず熱海に住みませんから(笑)。自分の感性で住みたいところに住み、作りたいものを作る。それが、個性的でおもしろいんですよ」(新居洋子さん)

今回、参加するクリエイターの方をご紹介しましょう。

<eatable of many orders>
ブランド名に「Eatable=食べられる」とあるように、「すべては食べることに繋がっている」という考えのもと、自分たちにできる環境への配慮を常に意識しながら、安心で安全な素材や製法にこだわったものづくりを行っているアパレルブランドです。

「バッグに使われている革素材は木の樹皮を使った染め方にしたり、生地の色は藍を育てたり木の実を拾って手染めしたり、バッグの素材にい草を使ってみたり。できるだけ土に還る素材や手法を用いるようにしています。天然素材だからいいでしょ、というのではなくて、ファッションを楽しんでいただく中で、環境を意識したものづくりをしていることがポジティブに伝わったらいいなと思っています」(新居洋子さん)

また、『EOMO store』の内装も手がけている木工作家 近藤正樹さんのスツールなども並ぶ予定だそう。美しいラインと使いやすさを併せ持つ近藤さんの作風は、一度座ってみると、あらためてその素晴らしさにハッとさせられます

<LEGECLA>
老舗ホテルや喫茶店など、昔から残る〝THE 熱海〟をオリジナルグッズとして展開しているのが、「LEGECLA(レジェクラ)」。もともと全然つながりのなかった4人が熱海で出会い、企画、デザイン、生産まで、全てを自主的に行っている熱海愛に溢れたブランドです。

ホテルニューアカオのお土産ショップにならぶアイテム

昔からあるロゴやモチーフを生かしたデザインにすること、そして、その店舗の集客にも貢献してしていくことが、このブランドのモットー。グッズをひとつのきっかけとして足を運んでもらいたい、という想いもあるため、普段はその場所でしか買うことができないものばかり。今回、「ホテルニューアカオ」「喫茶サンバード」「ゆしま遊技場」「熱海観光ストアー」の4店舗のグッズを大阪の地で手に取ることができるのは、非常にレアな機会です。

「このホテル ニューアカオさんは、グッズ第一弾が生まれた場所。私は、結婚披露宴をさせていただいたご縁もあるのですが、どのグッズも思い入れのある場所で生まれました。」(高須賀さん)

「アイテムをきっかけに熱海に愛着を持つとか、誰かとの会話が盛り上がるとか、そういうものになるといいなと思っています」(横須賀さん)

「LEGECLA(レジェクラ)」の横須賀さん(左)と高須賀哲さん(右)。真ん中はホテルニューアカオの曽根さん。

<Gallery SOOKO>
坂を登った高台に突如現れる個性的な建物、「Gallery SOOKO(ギャラリー ソーコ)」は、有名なモニュメントなどを多く手がける三澤憲司さんのアトリエと奥さまの弥生さんがキュレーションを行うアートギャラリー。屋内と屋外の境目が曖昧な不思議な空間のあちらこちらには、ユニークな現代アート作品が所狭しと並び、有名なアーティストの作品も飾られています。

エントランスから様々な作品がお出迎え

今回、三澤弥生さんがセレクトしたのは、普段はモニュメントなどを手掛ける三澤憲司さんが大きな作品を作る前に想像の源として作るという小さなオブジェ。

また、タイプの違う二人の陶芸家の作品、鍛金作家の急須、消しゴム判子の作家のグッズなどバラエティ豊か。感性のままに楽しんでほしいアート作品と、暮らしの中にも取り入れやすい〝使える〟アイテムが一緒に並ぶわけですが、その共通キーワードは「考えるより感じろ」

今回出品される陶芸家伊東正明さんの作品

三澤さんの声がけで出展する陶芸家の伊東正明さんは、関西での展示は初めてとのこと。

陶芸家伊東正明さん

「柑橘類の枝葉を灰にして、それを釉薬にした陶器を作っています。自然なものから生まれる独特なブルーを感じていただけたらと思います。大阪に行くのは初めてで。だから、とても楽しみなんです」(伊東正明さん)

m.Yamさんの陶器の作品。

「陶器も、洋皿としても和皿としても使えるスタイリッシュな作風のお二人なので、ぜひ見ていただきたいですね。熱海って、クリエイターがたくさんいるおもしろい場所。毎年『ATAMI ART EXPO』というアートイベントも開催しているんです。そういう新たな魅力を、少しでも感じていただけたら嬉しいですね」(三澤弥生さん)

「Gallery SOOKO」の三澤弥生さん(右)と陶芸家の伊東正明さん(左)

<studio iiro>
最後に訪ねたのは、海岸沿いにアトリエを構えるガラス作家 大東健太さん。国内外のガラス工房で修行した後、6年前に独立する際、ものづくりの場として選んだのが熱海だったのだそう。アトリエには一般の方がガラス吹きを体験することができる工房も併設していて、毎日多くの観光客がコップなど思い出のアイテム作りに挑戦している人気スポットでもあります。

今回のイベントで展開するのは、彼が長年かけて作り上げてきた代表作とも言える2シリーズ。花器やランプシェードなど、インテリアとして暮らしのアクセントになるようなガラス作品が中心になると言います。

「ひとつは、切子でカットを入れてから銀彩を施し、更に透けるくらいまで銀を削っていくというもの。もうひとつは、虹色でかわいらしいキャンディーというシリーズです。見てもらった時に、素直にきれいだな、かわいいな、すてきだな、って思ってもらえるようなものを作りたいと思っています。こういうガラスのアイテムで、手の届く範囲の小さな贅沢を楽しんでいただけたら嬉しいですね」(大東健太さん)

ガラス作家の大東健太さん。工房にて

熱海にあるのは、海と山と温暖な気候、そして昔から染み付いた大らかな空気と心地よく程よい人と人の距離。その独特の環境が多くのクリエイターを引き寄せてきたのでしょう。今回の『百花繚乱、熱海より』では、彼らのものづくりを通して、そんな熱海のユニークな空気感を感じていただけるのではないでしょうか。

※この記事は2020年3月に取材し、2021年に加筆・修正をしました。

海あり山あり温泉あり、個性豊かな人々あり
『百花繚乱、熱海より』
4月14日(水)~20日(火)
10階「うめだスーク」中央街区パーク
※ 時間は、阪急うめだ本店の営業時間に準じます。
※ 最終日は午後4時閉場

取材・文/内海織加 写真/宮川 ヨシヒロ

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