フィリフヨンカ(Fillyjonk) 第4回 ギュッとしたくなるアクセサリー | SOUQ ZINE スークジン

フィリフヨンカ(Fillyjonk) 第4回 ギュッとしたくなるアクセサリー

フィリフヨンカ(Fillyjonk) 第4回 ギュッとしたくなるアクセサリー
緻密で繊細なデザイン、独特の世界観で人気のアクセサリーブランド「フィリフヨンカ」。デザイナーの兼森周平さんと平岩尚子さんへのインタビュー最終回は、アトリエでの過ごし方やアイデアの源について聞きました。
SOUQ
デザインや作業は、すべてこのアトリエでやってらっしゃるんですか?
兼森
そうですね。
平岩
合宿行ったりもしてますよ。
SOUQ
合宿行くんですか!
平岩
ここだと電話がかかってきたりすると作業がどうしても止まってしまうんで。ものをつくることだけを考えるために、新作を出すときなどは、キットを全部持って3日間泊まり込みました。まだ1回しかやってないんですけど、来月2回目を開催します。
フィリヨンカアポフィライトの天然石をあしらったペンダント。
SOUQ
1回目はどこでやったんですか?
兼森
那須高原ですね。
平岩
テニスしたりもしました。
兼森
次は芦ノ湖あたりに行きたいですね。
SOUQ
スタッフ全員で行くんですか?
平岩
そうですね、みんなで。
SOUQ
ふだんのアトリエでは、どういう環境で作業してるんですか?
平岩
結構アニメとかドラマとかを流しながらやってます。耳だけで聞きながら。
SOUQ
映像は見ないんですね。だとすると、音楽をかければいいと思ったりもするんですけどね。
兼森
音楽のときもありますよ。
平岩
音楽もいいんですけど、飽きるんですよね。ずーっと聴いているから。ずーっとやってるし。
兼森
BGMになってもらうと困るんですよね。
平岩
雑音なんですよ。会話を聞いてるだけだから。内容を全然聞いてなくても。飲食店で勉強してる感覚です。集中すると全然入ってこないし、同じ回を繰り返し聞いていることもありますよ。最初の2、3分はよく覚えているんだけど、そのあとは集中してるから全然耳に入ってこない。
フィリヨンカシルバームーン、ハイドランジアなどフラワーモチーフのシリーズ。
兼森
初めてかけるやつは観ちゃうな。内容も入ってくる。
平岩
それは集中してないからだよ。
兼森
ボク、集中してないから。
平岩
なんか兼森は持続型でずっとつくってられるんですけど、私は集中型で、つくっていると息するのも忘れるんです。
兼森
すごい短距離ランナーだよね。
平岩
もうすごい疲れちゃって。
兼森
ボクは全然集中してない。だからラジオをすごい聞いてるし。ちゃんと頭入ってるよ。
平岩
スタッフが一番おもしろくて、昔のおもしろい話…を聞いてますよ。
兼森
落語かな?
平岩
あっ落語!
フィリヨンカ
SOUQ
落語のことを昔のおもしろい話って言う人初めてです(笑)。アトリエ以外で、なにかアイデアが湧くような場所とかはありますか?
平岩
なんだかんだで、ここでずっと考えてるかも。外に行っちゃうと楽しい、楽しいばかりになっちゃうんで。
兼森
でも、たまに自転車乗ってフラフラしているときにアイデア思いつくときもあります。クネクネクネクネするのが好きで。そのときに思いついたり。
SOUQ
クネクネクネクネってどういうことですか?(笑)
兼森
今日はこの道を行ってみようとか。
SOUQ
ああ知らない道を走るわけですね。
平岩
最近行けてないけど、山登りも好きだもんね。
兼森
山に登ったら、思い浮かぶこともあるかもね。あと、場所というより、モノから発想を得ることはありますね。モノが本当に好きなので。あっ、ちょっと待ってください。今お見せしますので。
フィリヨンカ兼森さんの発想の元になるさまざまなモノたち。
SOUQ
これがアイデアソースなんですね。これなんだろう?と、よくわかりにくいものもありますね。
平岩
そういうものが好きなんですよ(笑)。
SOUQ
こういうものはどこから手に入れてくるんですか?
兼森
いろいろですね。百貨店で買うこともありますし。
平岩
これはドイツの骨董市で買ったね。
兼森
香水の瓶ですね。
平岩
お客さんで石を採りに行く人がいて、その方にもらった石もありますね。たまにいろいろくれるんですよ。
SOUQ
この魚はなんなんですか?
兼森
それは、ちゃんとドイツの作家さんの作品ですね。貝殻を埋めてつくってるんです。
フィリヨンカ兼森さんが「建築の模型に立つ木の感覚」でデザインしたかすみ草のピアス。
SOUQ
こういうのを見ていると、デザインのアイデアが浮かんだりするわけですね?
兼森
こういうものが好きですね。
平岩
「フィリフヨンカ」のアクセサリーは、よく「ギュッとしたくなる」と言われるんですよ。
SOUQ
ギュッとしたくなる?
平岩
はい。アクセサリーをギュッと持っていたいと。兼森が好きなものたちも、そういう感覚に近いかもしれません。自分たちがすごい好きで大事にしているものや気持ちが、アクセサリーで伝えられたらいいなと思って。なくてもいいものじゃないですか、アクセサリーって。洋服とかはずっと着てないとダメだけど。着けなくてもいいけど、でも着けたい。だからこそ、そういう気持ちは大事にしたいですね。

取材・文/蔵均 写真/衛藤キヨコ

Creator/Brand

Fillyjonk(フィリフヨンカ)

アクセサリーブランド

Fillyjonk(フィリフヨンカ)

建築と彫金を学んだ2人のデザイナーによるアクセサリーブランド。

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