薄くて軽くて丈夫! 『four ru of(フォーアローブ)』の カラフルアイテム | SOUQ ZINE スークジン

薄くて軽くて丈夫! 『four ru of(フォーアローブ)』の カラフルアイテム

薄くて軽くて丈夫! 『four ru of(フォーアローブ)』の カラフルアイテム
今回のSOUQ IT!は、特殊な素材を使ってつくる「four ru of」のステーショナリーグッズに注目!生活の中で、いい加減で活躍してくれるカラフルな逸品たちです。

「薄くて軽くて丈夫!」。 インタビュー中に何回このセリフを聞いただろう。「four ru of」のディレクター・ほしのしほさん……と名前を書くとお気づきかもしれませんが、ほしのさんは、上から読んでも下から読んでも「ほしのしほ」。本名です。

「小さいときは、童謡『トマト』を替え歌にして歌ってましたよ。“上から読んでもトマト”っていうのを“上から読んでもほしのしほ”って」。

そう言って笑うほしのさんは、話していると、こちらも自然と気持ちよくなってくるような、ほがらか、おおらかな女性で、ユーモアもたっぷり。ご自身の名前のように、ブランド名も上から読んでも下から読んでも同じにしたくて、44を意味する「four ru of」と名付けました。

four ru of「four ru of」のディレクター・ほしのしほさん。インタビューをしたのは、「four ru of」のアトリエが入る東京・台東区のビル1階のカフェにて。このビルは、各階にクリエイターたちが集います。

「『four ru of』は、最初はフォアルオブという名前だったんですけど、読みにくいので、フォーアローブに変えました。テキトーですね(笑)。でも、ローブは包むとか戦利品を入れるという意味があるらしく、自分の宝物や大事なものを入れてくれたらいいなと思って」。

four ru of

ほしのさんの口からは、“テキトー”という言葉もよく出てきます。

「ブランドを立ち上げて11年目ですが、基本的に同じ商品をずっとつくってます。サンプルをつくるときには型紙をつくりますが、テキトーに手を動かして、こんな感じかなって。テキトーにやって10年経ちました」。

four ru of「four ru of」の事務所の一角。

謙遜(?)するほしのさんですが、その言葉とは裏腹に、つくり続けているペンケースなどのアイテムは、ほしのさんが時間をしっかりかけて開発した特別な生地を使っています。

理想の素材を探して

「薄くて軽くて丈夫な素材ってあまりないんですよね。レザーだと重いし、帆布だとかさばるし、紙だとすぐ破れてしまう。なんかいい素材がないかなと3年ぐらい生地屋さんに通ってつくったオリジナルの生地なんですよ」。

four ru ofほしのさんが開発した生地を使ったブッックカバーとレターケース。グレーのブックカバーのシワは、「最初にクシャクシャとするとシワシワになって、面白い質感になります」とほしのさん。

コットン100%の生地に、特殊な糊を表裏両方に何回も塗って加工してできあがった他にはない素材。ほしのさんはこれを使ってペンケースなどのアイテムをつくります。初期の頃から同じ素材を使い続けてきましたが、昨年少しリニューアルしました。

「コットンよりももっと発色性があるアクリルを入れて、コットン45%、アクリル55%ぐらいにしたんです。軽さは変わらないのですが、発色がだいぶよくなりました。前はグレイッシュなものもあったのですが、個人的に発色のいいものが好きなので、自分がつくりたいものをつくっていこうかなと思って」。

four ru of

ほしのさんと会って話していると不思議に元気をもらえるのは、彼女が身につけているセーターやマフラーのビタミンカラーのせい? 作品を入れて運んできてくれたきれいなグリーンのカゴバッグも「four ru of」のオリジナルです。

four ru of

「いま使っているカラーは、基本6色です。ブルーが2種類、グリーン、イエロー、ピンク、グレー。ほんとは20色ぐらいやりたいんですけどね。新作のミニ財布でピンクの限定色を出したんですけど、評判よかったので、他のアイテムでも展開するかもです」。

four ru of新作のミニ財布。ほしのさんは、「この生地は薄くて軽くて丈夫だから…こればっかり(笑)、お札と小銭とカードを入れても、本当に小さくてかさばらないので内ポケットにも入る。うちの母親も旅行に行くときにこれはすごく便利だと言ってました。おばちゃんにウケる商品はいいですね(笑)。おばちゃんってかわいいのは当然だけど、機能性もすごく大事にしてるじゃないですか。だからおばちゃんたちがいいと言ってくれるのはうれしい」。

日用品として長く愛して

いま、ほしのさんが開発した素材でつくられているのは、文庫本サイズのブックカバー、ペンケース、レターケース、大小2サイズのポーチです。

「レターケースなら、領収書を入れたり、通帳入れたり。旅行に行くときは、パスポートとチケットを入れるのにちょうどよくて、薄いからカバンに入れやすい。袱紗のようにお祝いを入れるのも、ちょっと喜んでもらえると思います。喪のときもグレーなら使えますし」。

four ru of

なかなか使い道豊富なレターケースですが、中側を見ると、“日本製”と記された箔押しがかなりシブく光っています。

「近所の箔押し屋さんに頼んでるんですけど、布に箔押しってやっぱりできないんですよ。でもこの生地なら表面の加工があることで押せるんですよね」。

four ru ofほしのさんが開発した素材を使ったアイテムに押された箔押し。

あれ? 箔押しはブランド名の「44」のほかに、「Holdall(ホールドオール)」という文字が見えますが、これは…?

「プロダクトのライン名です。一番最初に就職した会社でデザインの仕事をしているときに、『LONSDALE(ロンズデール)』というイギリスのボクシングブランドのデザインをやってたんですよ。そのときに通称で『Holdall』と呼んでたラインがあって、その響きがすごく好きで、商標じゃなくて通称だっったので使わせていただいてます。全部を包むという意味なんですけど、なんでも入れちゃおうぜ! ということで、ライン名として入れました」。

four ru of大小の2サイズあるポーチ。

今後は、ブランド名を「Holdall」にして、「four ru of」は会社名として残そうかなというほしのさん。「まだちゃんと決めてないんですけど」と笑い、コンセプトなどもあまり考えず、ただ自分がつくりたいものをつくっているだけと言います。

「たとえば文房具って、愛着湧いても長く使えるものでもない。そういう意味で『four ru of』は消耗品。日常の中で、すごく高くも安くもなく、この程度でいいという、ちょうどいいものをつくりたくて。これでいいか、じゃなくて、そうそうこの程度でいいんだよというもの。汚れたら買い換えればいいし、色なんかはそのときの気分で選んでもらえればいい。そういう日用品として長く愛してもらえればいいかなと。ギフトにするのも気兼ねないし、誰にあげても喜ばれる、あまり人を選ばない商品かもしれませんね」。

four ru of

身の丈で、細々と気張らずものづくりをしてきたから続けてこれたというほしのさん。この自然体に共鳴する企業も多く、ブランドを立ち上げてすぐ「クオバディス」の手帳カバーをつくり、そのあとに「ほぼ日」とも仕事をし、今は「TRAVELER‘S FACTORY」とコラボしています。

「トラベラーズノート用のポーチを5年ぐらいつくっていて、それがコンスタントに続いています。うちの素材は薄くて軽くて丈夫なのでハマりがよかったですね」。

four ru of「TRAVELER‘S FACTORY」とコラボした「four ru of」のポーチ。カードも入り、ファスナーポーチも付いている。

取材・文/蔵均 写真/東泰秀

Creator/Brand

four ru of(フォーアローブ)

バッグ・ステーショナリー

four ru of(フォーアローブ)

紙のような質感に加工したオリジナルテキスタイルペーパークロスを使用した、バッグ・ペンケース・ポーチ類を製作しています。

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