Hyaku(ヒャク) 前編 偶然行き着いた尾道で始まった作家人生 | SOUQ ZINE スークジン

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Hyaku(ヒャク) 前編 偶然行き着いた尾道で始まった作家人生

Hyaku(ヒャク) 前編 偶然行き着いた尾道で始まった作家人生
カラフルなテキスタイルデザインブランド『Hyaku(ヒャク)』と、陶器アクセサリーの『Vague(バーグ)』の2つのブランド。まったく違う系統のブランドですが、実は一人の作家さんが生み出しています。今回は、作家の廣瀬百子さんに、尾道を選んだ理由やブランドが生まれた経緯についてお話をお伺いしました。

尾道は、偶然行き着いた町だった。

尾道駅から歩いておよそ8分の場所に、どこか懐かしい昭和レトロな雰囲気が漂う「尾道本通り商店街」があります。そこを少し進むとあるのが、『おのみちクリエーターズマーケット』。尾道にゆかりのある作家さんのブランドがずらりと並んでいる雑貨屋さんです。その数なんと、30ブランドを超えているのだとか。

そんな『おのみちクリエーターズマーケット』のオーナーを務めているのが、自身も『Hyaku(ヒャク)』と『Vague(バーグ)』の2ブランドの作家でもある廣瀬さん。優しい笑顔と温かい声色で、訪れる人に癒しを与えています。廣瀬さんは10年前に尾道に移住して来ました。しかし、尾道にやって来たのは、単なる偶然なのだと言います。

Hyaku

「もうまさに、“偶然行き着いた”という感じなんです。私自身も大阪出身ですし、生まれ育ったとか、家族がいるとかそういうのはまったく無くて。自分でもまさかと思っているくらいなんです(笑)」廣瀬さんの尾道との最初の出会いは、新婚旅行で訪れたときだそう。

「そのときは、日本にこんな町があるんだなあと思ったくらいで、それ以上に何か特別な感情はありませんでした。それなのにまさかこの町でブランドを立ち上げて、お店まで持つことになるなんて、夢にも思っていませんでした」照れながら話してくれます。一体、どういった流れで、移住に至ったのでしょうか。

Hyaku

「海の近くに住んでみたかったんです」

スパッと笑顔で言い切ります。あまりに予想外な答えだったので、取材陣一同思わず「え?」と聞き返してしまいました(笑) 注意深く聞いてみても、やはりそれ以上でも以下でもありません。

「私も夫も街中で育ってきたので、人生で一度くらい、海が間近に見えるようなところに住んでみたいよねという話になって。子どもも小さかったので、こんなチャンス今しかないと思って、旅行がてら尾道に行って物件を見ることにしたんです。尾道を選んだのもたまたまでした。そうして夏休みに行って色々と見て回ろうと思っていたんですけど、一つ目に見せてもらったところが気に入って、その場で即決。それが今の家です」

そうして、「やってみたい」という気持ちから始まった尾道暮らしで、廣瀬さんはまたもや運命の出会いをしてしまうのです。

本に後押しをされて立ち上げたブランド。

Hyaku

元々美術系の大学でテキスタイルを学んでいた廣瀬さん。いつか、何か仕事にしてみたいと思っていたそうですが、なかなか一歩を踏み出すことができなかったそうです。そんなタイミングで、ある一冊の本に出会います。そこには、「3割でいいから、とにかくスタートさせろ」と書かれていたと言います。

「それを読んでハッとしたんです。何かブランドを始めるにしても、準備してからでないといけないと思いすぎていて、ずっと足踏みをしていたんですよね。思い切ってみることにして、まだ何も作品もできていないのに、とりあえずギャラリーだけ予約したんです(笑)」

Hyaku

またもや、取材陣一同ぽかんとしてしまいました。思い切りが良すぎるのではないか、と(笑)廣瀬さんはギャラリーを予約したあとに、デザインのラフを持って染織屋を探し、帆布の職人さんを見つけ、なんとか展示会に間に合わせたのだそう。

そこからだんだんと、地元の手作り市などにも出品するようになり、本格的に仕事にしようと動き出しました。ただ、店舗のための物件を探していてもなかなか見つかりません。ようやく見つけた今の物件も、ひとつのブランドだけ売るには少し広すぎました。でも大丈夫。廣瀬さんの行動力はとどまることを知りません。

Hyaku

「尾道って、作家さんやクリエイターさんがたくさんいるんです。まずは作家の友達に一緒にやってみない?と声をかけたら、快諾してくれて。すぐに10人くらい集まってくれたんです」

こうして、テキスタイルブランド『Hyaku』とともに、2018年8月『おのみちクリエーターズマーケット』が誕生しました。『Hyaku』は、花や蝶といった昔からある柄をオリジナルに描いた独特のデザインが特徴的で、あっという間に人気ブランドとなっていきました。

しかし、廣瀬さんの“偶然”はまだまだ終わりません。その話はまた後半でご紹介します。

取材・文/藤田真奈 写真提供/廣瀬百子

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Vague(ヴァーグ)

自然の美しさをアクセサリーに落とし込む

Vague(ヴァーグ)

“海辺に流れついた陶器のカケラ”をコンセプトに、陶器アクセサリーを制作。長い旅の間に波(Vague)にさらされ、小さくなってしまったカケラたち。次はあなたの耳もとで、新たな旅が始まります。

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