文具の博覧会レポートin金沢

2022年4月23日(土)~5月3日(火・祝)のゴールデンウィーク真っ只中の期間、金沢は「香林坊大和」8階ホールで、文具の祭典「KANAZAWA文具の博覧会ハッピーペーパーマーケット(通称“文具博”)」が開催されました!
文具作家、そして文具好きが集結する文具博は、現在全国を巡回中。金沢には総勢44の文具ブランドが出展し、会場を彩っていました。

今回は、SOUQZINE編集部による文具博レポート第2弾!! 前回より踏み込んだ内容をお届けすべく、さらなる文具博の魅力に迫ります。
金沢文具博でも発見!可愛いご当地アイテム

文具博のお楽しみポイントの一つは、現地でしか手に入れることができないご当地アイテム!金沢文具博でも、かわいい限定アイテムがたくさん集まっていました。

まずは、文具博恒例「KNOOPWORKS」さんの都道府県のカタチシリーズ! 今回も石川県バージョンが加わっていました。全都道府県で集めたいファンも多いはず。

次は、大人気ブランド「meribun」さんのご当地シリーズより、『金箔スイーツ』! 美味しそうなスイーツ柄の上に、金沢の名産品”金箔”を箔押しした一品。かわいいだけじゃない、この繊細さと華やかさがたまりません…!
そして…

何やら芸術的なデザインで「金沢」が描かれた素敵なポストカードを発見!
“使う人がハッピーになるように” という想いを込め作品を展開している金沢のご当地ブランド「AIUEO」さんの「ご当地ポストカード」というシリーズ。
その土地の有名なモノ・コト・イメージを文字イラストに落とし込むデザインで、今回はInstagramで募集した“金沢らしいもの”の中から着想を得て完成した作品だそうです!
「金沢駅の門や、兼六園の二股の琴柱灯篭など、知らなかったご当地のものを知れて、旅行に行くようにワクワクするのも制作の楽しみのひとつです」とご当地ものを作る楽しさを教えてくださいました。

今回は特別に、ラフスケッチも見せていただきました! こういう制作の裏側が見れるのって、とってもワクワクしますよね。

ポストカードのイラストの周りには、「きてみまっし~(来てみてね!)」「いつもあんやと~(いつもありがとう)」「ほったらまたね (そしたらまたね)」と、金沢の方言も!
作品全体から金沢を感じられるアートなポストカードです。
金沢の“顔”がずらり。ご当地作家さん
そしてそして、金沢にゆかりのある作家さんにもたくさんご出店頂いていたのでご紹介!

こちら、松原紙器製作所の企画室が運営するオリジナルブランド「ハコヲツム」さんの『とび箱』。 ポップな配色もさることながら、どこか懐かしさも感じられる遊び心たっぷりのデザインです!
小物やアクセサリー、文房具などを収納して頂けます。

金沢市二俣町で制作している和紙ブランド「手漉き和紙 石川まゆみ」さん。和紙の名刺など、あまり見ることのない和紙アイテムがずらり!
ユーモア溢れる文具たちに、取材陣も大興奮
普段の生活の中では見かけないような文具に出会えるのも、楽しみの一つ。早速、見つけちゃいました。

「かよくらふと」さんのコーナーを見ていると、何やらV字型のカモネギくんを発見。 栞?それとも…?と思っていると、すぐ隣に答えが!

ああ、なるほど!ちょこっとした気持ちが書けるメッセージスタンドだったのです。「締切に遅れてしまった書類を上司に提出するときなど、カモネギくんを添えていると、許してもらえそう…」と編集チームであれこれと小声で画策していました。笑

で、見てください。これ。「オソブランコ」さんのブースの一角で発見したのですが、わかりますか…?綿棒が…エノキなんです。
ユーモアさとその見た目のシュールさに目が釘付けになってしまいました。

うーん、可愛い。

綿棒の横には漫画…?


と思いきや、中は空白。そう、これはなんと、自分で連載ができるノートだったのです。しかも、紙質は、「週刊少年ジャンプ」の“あの紙”!
実は、いわゆる漫画の紙というのは一般の流通になく、手に入りづらいのだそう。いつか連載してみたい!といった子どもの頃の夢を、大人になってから自分で叶えられる素敵なアイテムです。

広告のページや折り込みのページなどもあったり、細部までこだわりが詰まっています。圧巻…!
文具を“音”で楽しむ…?

続いて、「ぷんぷく堂」さんのブースにお邪魔しました。“世の中にないけど、あったら嬉しいもの”を作っているブランド。

特に面白いお話を聞かせてもらったのが、この「あなたの小道具箱」シリーズ。日本文具大賞デザイン部門グランプリ受賞アイテムなんです。
硬質パルプパスコという素材を使っているため、頑丈で50年以上愛用できるのだとか。大切なものをしまっておきたいですよね。

面白いお話というのが、この小道具箱、素材や使い道だけではなく、“あること”でSNSで話題になったというのです。
それが、”音”。
箱を開け閉めする際に、カポカポと小気味よい音がするのです。 「癒される」「なんだか懐かしい気持ちになる」という声がたくさん!
見たり集めたり使ったりするだけでなく、音まで楽しめる。 文具の新しい発見でした!
オリジナルノート作っちゃいました
文具博では、「*Honey Style*」さんと「EAST TOKYO STUDIO」さんがコラボして、オリジナルノートを作ることができるコーナーがあります。
2ブランドが同時に出展している会場で、さらにブースに作家さんがいらっしゃるときにしか作ることができないという、ちょっとしたレア企画。
今回は運よく作ることができました!(と言っても、私たちが行ったときは*Honey Style*のはにぶちさんしかおらず、バックヤードまでEAST TOKYO STUDIOの呉藤さんを呼びに行ってくださったのですが…笑)

まずは、*Honey Style*さんのブースで、好きな柄のメモを40枚選びます。何種類もある中から好きなものを選べるなんて、それだけでもうわくわく。


それを、EAST TOKYO STUDIOさんに製本してもらいます。ものすごいスピードで紙に穴をあけ、製本していきます。まさに職人技!

そしてあっという間にオリジナルノートが完成!嬉しい!好きなブランドさんのアイテムが自分だけのオリジナルノートになるなんて、夢のような企画です。
…次はあなたの街に、文具博がやってくるかも?
■次回の文具博開催情報
SENDAI文具の博覧会 ~ハッピーペーパーマーケット~ 5月12日(木)~5月17日(火) 午前10時~午後7時(最終日は午後5時閉場) 仙台 藤崎本店 本館7階催事場
最新情報は、公式インスタグラム「@souq_bungu」をご確認ください! 公式アカウントでは、イベント期間中スタッフが会場を巡回し、お客さまにインタビューを行っています。お客さまが購入したものを見せてもらったり、文具への熱い想いをお伺いしたり…!
SOUQZINEスタッフを見つけたら、ぜひお声がけくださいね。インタビューの内容は、インスタグラムの「買ったもの見せて!」のコーナーなどで随時更新中!
当日会場でお会いできなかった方は、ぜひ、文具博公式ハッシュタグ「#文具hack」をつけて買ったものや、あなたならではの文具の使い方をシェアしてください!SOUQ編集部があなたを見つけて、取材を依頼するなんてことがあるかも…?
ーーーーー今回のイベント情報ーーーーー
KANAZAWA文具の博覧会 ~ハッピーペーパーマーケット~ 4月23日(土)~5月3日(火・祝) 午前10時~午後7時(最終日は午後5時閉場) 香林坊大和 8階ホール
ーーーーー出店作家一覧ーーーーー
https://www.souq-site.com/shop/g/gmonthlykanazawabungu/
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取材・文/藤田真奈 写真/桑島薫