大人のおしゃれの新定番発見!? 繊細な和紙なのにタフに使えるラペルピン

アレンジによってコーディネイトの幅がグンと広がる

今回ご紹介するのは、石川県の伝統工藝・二俣和紙に特殊な樹脂コーティングを施したアクセサリーで人気のmurmurの「ラペルピン」。
ラペルピンという名前だけ聞くと、ピンとこない方もいるかもしれません。男性がスーツの襟元に使うのが一般的なアイテムですが、実はそれ以外にもいろんな使い方ができる隠れた万能アイテムなのです。
たとえば、お手持ちの帽子やヘアバンドのアクセントに。和紙のお花と留め具のパールが華やかさをプラスしてくれます。びっくりするくらい軽いので、重さが気になるということもありません。

ポーチやバッグにつけてチャームのように使うのも◎。今回のラペルピンは、いろんな色の組み合わせがあるので、バッグの色に合わせてお好きなものを選んでいただけます。
スカーフのワンポイントとしても。「ただ巻くだけでは物足りない」と感じているおしゃれ上級者さんにもおすすめです。

もちろん、本来のラペルピンの用途である洋服の襟元やブローチのように胸元につけるのもありです。ブローチよりも華奢で主張しすぎないので、シンプルなフォーマルウエアとの相性もばっちりです。
ちなみに、デザイナーの北美貴さんのおすすめは、“シャツにボタンのようにつけて楽しむ”。襟の空いたシンプルなシャツの首元に真横につけると、お花部分と留め具のパール両方が両側から見えてとっても素敵。いつものコーディネイトにちょっとだけ色を足したい、アクセントが欲しい、そう思ったときに活躍しそうです。

ご夫婦やカップルで一緒に購入し、身に着ける場所を変えてさりげないおそろいコーデを楽しむ、なんてこともできちゃいます。購入した方のアイデア次第で使い方が無限大。どこにつけようかあれこれ考えるのもおしゃれの楽しみの一つですね。
味わい深い和紙の風合いに強さと耐水性をプラス
切ったり、折ったり、ちぎったり、染めたり。和紙のしなやかさを活かした細やかなデザインは、手作業の賜物。留め具のパールは、真珠の養殖がさかんな三重県のヤシマ真珠のものを使用しています。上質な素材で作られた、色合い、折り方、どれをとっても同じものはない、世界に一つだけのとっておきのアイテムです。

今回のラペルピンは、「花たちの唄」という野に咲く花々をイメージして作られた新作アイテム。最近登山を始めたというデザイナーの北さんが、訪れた山々で咲いている花にインスピレーションを得て生まれたシリーズです。和紙は石川県で古くから作られる伝統工藝・二俣和紙を使用。染色から花の形に折り込む作業まで、北さんがすべて手作業で行っています。これまでの作品は、海や空など自然をモチーフにしたふんわり優しい色合いが多いのですが、このシリーズははっきりとした色味が印象的。コロナ禍で鬱々とすることもある中、鮮やかな色を身につけて少しでも元気になってもらえたら、という願いも込めて作られたそうです。
「素敵だけど、素材が和紙だから取り扱いが大変なんじゃない?」
と、ここまで読んでそう思われている方も多いはず。しかし、心配ご無用です。着ける場所が多岐に渡ることを想定し、これまで制作してきたイヤリングやピアスなどのアクセサリーよりもさらに強度をアップ。和紙の広げ方や折り目のつけ方、コーティングする樹脂のかける量を細かく計算しながら一つ一つ手作業で作られています。紙のアイテムと聞くと、少しでも力がかかったら壊れてしまうかも…と思うかもしれませんが、実際手にとってみるとおそらく「硬い!」と感じる方が多いと思われるほどしっかりした作りになっています。

「そうは言っても紙だから、水には弱いんじゃない?」と思われる方もいるかもしれません。こちらもご心配なく。もともと和紙は古くから傘などにも使われる丈夫な素材。その上深部にまでコーティングの樹脂を染み込ませていて、和紙の風合いをしっかり残したプラスチックのような状態になっているので、雨の日もへっちゃらなのです。お手入れも濡れたらティッシュなどでやさしく拭いてあげる程度でOK。
ただ、接合部に接着剤を使用しているので、お風呂など常時水気の多いところへ持ち込むのはNG。また、アルコールがつくと変色する恐れがあるので、お食事の際は少々ご注意を。
スカーフと合わせてワンランク上の夏のギフトにも
軽やかで鮮やかなラペルピンは、「暑くるしくはしたくないけれど、太陽の日差しに負けない華やかさが欲しい!」と思ったときに一つあると重宝すること間違いなし。ご自身で使うもよし、今までラペルピンに挑戦したことのなかった人にギフトとして贈るのもよしです。

今回SOUQでは、ラペルピンの他にスカーフも同時にご用意。折り込んだ和紙を広げたときの美しさに感化されデザインされた柄が目を引くスカーフは、おしゃれアイテムとしてはもちろん、首元の日焼けや冷房下での冷え対策アイテムとしても使えて重宝します。
ラペルピンとセットにすればおしゃれで使える夏のギフトとして喜んでいただけるでしょう。夏の帰省が叶わず、「お母さん寂しがっているかな?」そう思ったとき、「今度はこれを着けて一緒にどこかに出かけようね」と願いを込めて贈っても。いつもとひと味違うプレゼントとしていかがでしょうか。

ラペルピンは使う人の発想次第で日々の暮らしを明るく、楽しくしてくれます。コロナ禍で当たり前だったことができない。そんな場面も少なくありません。でも、「できないから」とすぐに諦めたり、「こうだから」と決めつけることなく、このラペルピンのように柔軟に考えれば思わぬアイデアや突破口が生まれることもあるはず。と、何だか大掛かりなお話になってしまいましたが、そんなことに気づかせてくれるアイテムなのかもしれません。
首回りや胸元、持っているバッグに着けて、元気をチャージしてみませんか?
Creator/Brand

自然の美しさを和紙のアクセサリーで表現
murmur(マーマー)
1300年の歴史を持つ石川県の希少伝統工芸である手透きの「二俣和紙」を用い、折り目を加えたり染めを施して、樹脂でコーティングし、不安定な一瞬を切り取ったような形状の独特な透け感のあるアクセサリーです。始まりは一枚の紙。ふわりと軽く、光をはらみ輝きます。