rok(ローク)後編 世の中の変化に囚われない作品を | SOUQ ZINE スークジン

rok(ローク)後編 世の中の変化に囚われない作品を

rok(ローク)後編 世の中の変化に囚われない作品を
ハンドメイドアクセサリーブランド<CHIMNEY>から2017年に派生して生まれた飾り、そして彩りを楽しむことのできるオブジェ作品ブランド<rok>の造形作家、立花さんにお話を伺う後編。今回は、作品づくりを始めたきっかけやこれからについてお話をしていただきました。

高校生の頃出会った「好き」

人が何かを始めるきっかけというのは興味深いもの。立花さんのきっかけは、コンビニだったそうです。「高校生のとき、コンビニで500円くらいで買えるフィギュアにハマったんです。お菓子についてくるフィギュアとか、ペットボトルキャップとか。お小遣いをもらっては、コンビニに買いに行っていた記憶があります(笑)」高校時代を思い出しているのか、懐かしそうに話し始めてくれました。好きだったフィギュアを自分で作り始めたのはどういった経緯なのでしょうか。気になったので、尋ねてみました。

「大学生になって、クラスメイトが『立体造形部』というサークルを立ち上げたんです。サークルといっても、教室の隅っこで活動するような感じだったんですけどね。そこでクラスメイトたちが生き物とかフィギュアを作っているのを見て、『あ、私の好きなフィギュアって、自分でも作れるんだ』って知ったんですよね」

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それまでも紙粘土で動物などを作ったことはあったそうなのですが、自分で型取って樹脂に流し込むという発想はなく、立花さんにとっては衝撃的な出会いだったそう。それでも、初めは立花さん自身が作るということはなかったんです。でも、偶然というのは重なるもの。同じ時期に始めた雑貨屋さんのアルバイトで、フィギュアを扱うようになったのだとか。「アルバイトをしていく中で、メーカーのフィギュアやデザイナーズフィギュアなど、同じフィギュアでもいろんな世界があることに気がついて。そこで初めて、作るのも面白そうかもっておもっちゃったんですよね」

手を抜かず、作り切ること

こうして出会った造形は、気がつくと趣味から仕事へと変わっていったのです。2009年に立ち上げたアクセサリーブランド<CHIMNEY>は、その独特の世界観からじわじわと人気を広げて行きました。しかし<CHIMNEY>として続けていく中で、立花さんはふと立ち止まりました。「作りたいモチーフ全部作り切っちゃったなっておもったんです。何を作ろうか、何を作りたいのか考えた結果、たどり着いた答えが『飾るものを作りたい!』だったんですよね」

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生まれたのは、一輪挿しをメインにしたブランド<rok>。ここには、立花さんの譲れない想いが込められています。「<rok>では、絶対に手を抜かないと決めているんです。<CHIMNEY>のアクセサリーの場合、ある程度量産のことや制作時間のことを考えて型を作ったりしているのですが、そういうことを抜きにして自分が本当にいいなとおもえるものを、しっかりと作り切ることを目標にしています」真っ直ぐな目をして立花さんは語ります。「たくさん売れなくていいから、本当に素敵だなとおもってくれた方に買ってもらいたいです」

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そう話す立花さんは、なんだか誇らしげ。最後に、今後のことについてもお伺いしました。「私自身の作りたいものが変わっていったり、見てくれる方の好きなものが変わっていくのは当たり前のことだとおもっています。そんな中でも、世の中の流れに囚われすぎず、気を抜いて楽しめるものを作っていきたいですね。気張らずにいれるものを作り続けていこうとおもっています」時代が変化しても、立花さんの作品は、ずっと誰かの心を癒し続けてくれるのでしょう。

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造形作家

rok(ローク)

rok(ローク)は、2017年にハンドメイドアクセサリーブランドCHIMNEY(2009-)から 派生した飾り、彩り、楽しむことのできるオブジェ作品ブランド。
その時その時惹かれた形をつなぎ合わせて造形し、心と技をしっかりとこめて 日々をささやかに彩る作品を制作しています。

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