更科有哉 第1回 取り組むほどに課題が見えるからハマっていく | SOUQ ZINE スークジン

更科有哉 第1回 取り組むほどに課題が見えるからハマっていく

更科有哉 第1回 取り組むほどに課題が見えるからハマっていく
ヨガの中でも最も運動量が多いと言われる「アシュタンガヨガ」において、自身もその教えを学び実践し続けながら、全国各地を旅するように巡ってワークショップを開催しているヨガ指導者、更科有哉さん。今回のスークインタビューでは、ヨガとの出会いや魅了された理由について、お話をお聞きしました。
SOUQ
更科さんといえば、今ではヨガの指導者としてもよく知られていますし、男女問わず多くのヨギーの憧れの存在ではないかと思いますが、最初にヨガと出会ったのはいつになりますか?
更科有哉
更科
今から17年ほど前のこと。当時、僕は25歳で俳優を目指して活動しながら、夜はバイトをしているような日々だったんです。
SOUQ
俳優とバイト生活の中で、ある日ヨガに出会った?
更科
はい、ひょんなきっかけで、ヨガをやっていた友達が「太陽礼拝」というヨガの最も基本的なシークエンスを教えてくれたんです。いくつかのポージングを変化させていくものなんですが、それをやった時に今まで感じたことのない気持ち良さを感じたんですね。それまでは、サッカーもやっていましたし、北海道出身ということもあってスキーやスノボはやっていたのですが、そういうスポーツとは一味ちがう心地よさでしたね。
SOUQ
どういうところが気持ちよく感じたのでしょうか?
更科有哉
更科
そうですね、身体を動かすスピードでしょうか。呼吸と動きがリンクしてくるので、自分の呼吸の速さで全体のスピード感が変わるのですが、他のスポーツよりは全然遅い。そういうリズムで身体を動かしていくのは、新鮮でした。

ひとつ一つ難題をクリアしていくおもしろさ

更科有哉
SOUQ
そこからぐっとのめり込んでいったんですね。
更科
ヨガに出会ってすぐは、まだ経済的にも安定していなくて、1回3,000円ちかくするスタジオのレッスンにはとても通える状況ではなかったんです。でも、どうにか通いたくてお金を貯めて、憧れのスタジオに通いはじめたんです。そうしたら、ヨガにもいろいろなタイプがあることを知って。その中でも、比較的運動量が多い「アシュタンガヨガ」に急激にハマっていったんです。
SOUQ
アシュタンガヨガのどんなところに魅力を感じたんでしょうか?
更科有哉
更科
アシュタンガヨガは、リラックスするタイプのヨガとは全くちがっていて、ゲームじゃないですけど、ひとつクリアしないと次のポーズができない、みたいなところがあるんです。やればやるほどに自分の課題が見えてくるというか。
SOUQ
これができないってことはどこが悪いんだろう、と分析するような?
更科
まさにそうですね。今もどうしてもクリアできない部分があって、取り組んでいるところなんですけどね。
SOUQ
更科さんでも、まだ取り組んでいる課題があるんですね。
更科有哉
更科
まだまだありますよ。どんどん難しくなっていきますからね。多分、来世に持ち越しの部分も出てくるでしょうね(笑)
SOUQ
来世!(笑)でも、取り組んでいるときは、けっこうストイックになりそうですね。
更科
ストイックにしようと思わなくても、自分の身体とはそう向き合わざるを得ない感じにはなりますね。でも、楽しくやってますよ!
SOUQ
ヨガって身ひとつというか、とてもシンプルですよね。
更科有哉
更科
そのシンプルさが、ものすごく好きなんです。平らな地面さえあればできるので。一人でやることですし、誰にもじゃまされることなく自分と向き合うことができますしね。

〝ちがうこと〟がわかったら心が決まった

SOUQ
「ヨガを生業にしよう」って思ったのはきっかけがあったんですか?
更科有哉
更科
そうですね、少し話は遡るのですが、20代の頃の僕は、昼間は役者のオーディションに通って夜はバーでバイトして、っていう生活だったんです。すでにヨガには出会っていて、ただただ好きでやっていたんですけど、ヨガをやればやるほどバーの仕事が自分の身体に合っていないのを感じて。まともな睡眠をとれていませんでしたからね。CMに出演できてまとまった収入が入ったところで、一旦、俳優の仕事に区切りをつけてヨーロッパに旅に出たんです。
SOUQ
リセットする旅って感じですね。
更科
その旅はただ芸術に触れたり、いろいろなものを見たり、美しい夕日を見たり、自由に過ごそうって思って。そんな日々の中で、自分が今やりたいのは俳優じゃない、っていうことがはっきりわかったんです
SOUQ
ヨガの方がエネルギーを注げたっていうのもあるんですかね?
更科有哉
更科
それもありますね。そうやって、自分でヨガを深めながら伝えたいことを伝えていく方が自分に合っている気がしたんです。あと、ヨガをしながら好きな旅をすることができる、ヨガを教えながら旅をしようって、その時思ったんです。
SOUQ
リセットの旅で、すでに今実現しているような活動のヴィジョンが見えていたんですね!

取材・文/内海織加 写真/東泰秀 衣装協力/alo yoga

ヨガと出会った当初、更科さんを虜にしたのは、終わりなきゲームに取り組んでいくようなアシュタンガヨガの性質。しかも、やればやるほどに難易度も上がっていく、というところが、彼の心に火をつけたのでしょう。次回は、ヨガの本場インドを定期的に訪れ、日本全国を巡ってワークショップをする、彼の旅のような暮らしについてお話をお聞きします。

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