足元に遊び心を忍ばせて!おしゃれ度UPの靴下ブランド3選

ちらっと見える靴下がおしゃれを左右する
靴下選びって、コーディネートを決めるときには最後になりがち。スカートやパンツの裾から少し見えるだけだと思って、そこまでちゃんと選んでいない人もいるかもしれませんよね。でも、靴下って、意外と侮れないんです。
電車や打ち合わせで椅子に座ったときや、歩く足がスッと前に伸びるその瞬間、足元の狭いスペースにチラッと見える靴下が目を引くもとだと、スタイリング全体がぐっとおしゃれに見えてくるから不思議です。

靴下の存在感は、見えている面積ではなく、そのバランス。靴よりも控えめな存在でありながら、実は足元から全体を引き立ててくれる、影の立役者。
例えば、同じボトムを履いていたとしても、靴下のカラーや柄が違うだけで、全体の印象が変わります。黒いパンツにモノトーンの靴下を合わせるか、ヴィヴィッドな靴下を合わせるか、アースカラーの靴下を合わせるかだけでも、雰囲気は変わりますよね。
だから、外出するときに、今日はどんな印象を見せたいか、どんなキャラクターでいこうかと想像を膨らませて、靴下も含めて着るものを選んでもいいかもしれません。

靴下は、さりげなく見える、を楽しむアイテム。だからこそ、普段身につけないようなヴィヴィッドな色や柄、透ける素材なんかにも挑戦できます。他のファッションアイテムに比べると安価で手に取りやすいのも、靴下の良さ。
まずは、見せるという意識ではなく、自分が楽しむくらいのカジュアルな感覚で遊んでみるのがおすすめです。今回ご紹介する3ブランドは、それぞれに遊び心がたっぷりで、身につけていると心が踊るものばかりです。

無地でも柄でもなく、色で魅せる【アンヨ】
「アンヨ」の靴下の特徴は、カラーリング。デザイン自体は、とてもシンプルなリブタイプの靴下ですが、2色の糸を使っているので、足の立体感にフィットして伸びることによって、リブの溝から色が見えてくるのが特徴的。無地でもない、柄でもない、でも変化があってファッションのポイントになるのが、この靴下です。

他にはなかなか類を見ない絶妙なニュアンスカラーが、「アンヨ」らしさ。ショート丈の靴下は、履き口のラインもポイントになるので、スカートや短めのパンツに合わせても◎。
同系色のボトムと合わせるのでなく、あえて違う色のものと合わせると、靴下がアクセサリーのように引き立ちます。スニーカーに合わせてカジュアルに履くのはもちろん、サンダルやパンプスと合わせるのもおすすめです。

丈の長いものは、くしゅくしゅっと弛ませてルーズシルエットでぜひ。寒くなってきたらカラータイツと重ねて履くテクニックも試してください。
また、足の甲の部分に色の切り替えがあるので、サンダルでそれをあえて見せるような履き方もおすすめ。色で遊んで色で楽しめる、日常をちょっと彩り豊かにしてくれる一足です。

きちんとの中に、さりげなく効く【HASHIMOTONAOKO】
テキスタイルデザイナーのはしもとなおこさんの靴下は、布のデザインがベースとなっています。心地よいパターンが独特な立体感と共に表現されていて、そのさりげなさもポイント。ラインが浮き出るような織りが、足元を表情豊かにしてくれます。

ぐるぐるとしたラインが特徴的な柄は、「root」と名付けられた柄。土の中で自由に伸びていく根っこをイメージして作られているのだそう。
また、「Flower dot」は、咲き、実る花の豊かさを軽やかに表現したテキスタイル。どちらも植物をモチーフに、ポジティブなイメージが表現されています。

はっきりとしたカラーリングなので、モノトーンなどのシンプルなコーディネートに合わせると、一層目を引くはず。
あえてきちんと感のあるスタイリングに合わせて、自由さや軽やかさをプラスするのもよし。コンサバティブな中にちょっとした遊びを作れば、肩の力をちょっと抜いてくれます。

個性たっぷりの靴下は、主役にする【2nd palette】
「2nd palette」の靴下は、グラフィックも素材も個性的なので、靴下を主役にスタイリングをしたくなる一足。左右で微妙にデザインが異なる非対称のアイテムなので、両足の柄をしっかり見せるような丈合わせをするのもおすすめです。

このブランドで特徴的なのは、シースルー素材。ちょっと透け感が出ることで、軽やかさや女性らしさがプラスされます。スニーカーなどカジュアルなシューズにも合いますが、パンプスやサンダル、ブーティなど、フェミニンな靴とも相性抜群です。

見た目におしゃれなだけでなく、履き心地の良さにもこだわっているのが、このブランド。足の裏は汗をかきやすい場所なので、農薬を使わずに育てられ、肌にも地球にも優しいオーガニックコットンを使っています。
また、履いた時の柔らかな履き心地にするために繊維に空気を含ませる“タンブル加工”による風合いも工夫の一つ。気持ち良さも実現してくれて、尚且つ、その日をちょっと特別にしてくれるような靴下です。

着慣れた服でも、いつもと違う靴下を合わせてみるだけで、足取りがちょっと軽くなったり、見えていた景色が変わって見えたり。ちょっとした遊び心を足元に忍ばせるだけで、どこかうきうきしてきます。
とっておきの一足は、今日がいい日になる予感を持たせてくれたりする、お守りのような存在にもなってくるはずです。今日を彩るとっておきの靴下を履いて、新しい1日をスタートさせませんか。