sonor(ソナー)第2回 子育てしながらの模索 | SOUQ ZINE スークジン

sonor(ソナー)第2回 子育てしながらの模索

sonor(ソナー)第2回 子育てしながらの模索
国産の豚革素材にこだわったモノづくりを行うブランド「sonor」の園田明子さんにお話を聞く「ピックアップクリエイター」。2回目は、園田さんがモノづくりに目覚めたきっかけや、ブランドを立ち上げるまでのヒストリーを お聞きしました。
SOUQ
そもそもモノを作ることに興味を持ったのはいつ頃ですか?
園田
小さい頃、祖母が近所の人を集めて、先生を招いて洋裁教室を開いていたんです。それがすごく楽しそうで。「私もやりたい!」と思ったのが始まりだと思います。
SOUQ
大人の中に混じって?
園田
そうですね。小学校1年生くらいだったかな?
SOUQ
そのときは何を作ったんですか?
園田
ワンピースです。自分で自分が着るものを作りたくて。型紙と生地を自分で選んで作りました。生地を売っているお店に型紙も売っていて、当時はそれを買って、トレースしたものを布に当てて切って…という本当に簡単なものなんですけど(笑)。
sonor
SOUQ
その後、中学、高校へと進学していく中でも何かを作ったり?
園田
洋裁教室はなくなってしまったので、洋裁が得意な叔母の家に泊まり込んで教えてもらいながらスカートを作ったりしました。あとは袋をたくさん作ってましたね。本を借りたら入れる袋とか。
SOUQ
どんどんレパートリーが増えていったんですね。
園田
本当に簡単なものばかりでしたけどね。作ったものを持っていると、友達から「作って」と頼まれることも多くて、いろいろ作っていました。

モノづくりへの情熱

SOUQ
そして、服飾系の短大に進学されて。
園田
これまで作っていたものは独学でしたし、単純な作りのものばかりだったので、もっと深く学びたいなと思ったんです。その後は専門学校にも通いました。
SOUQ
服飾学生時代はいかがでしたか?
園田
モノづくりに対する意識の高い人たちばかりで刺激的でした。そして専門学校に入って半年くらいの時には、結婚と出産も。
SOUQ
学業と子育ての両立は大変そうですね。
sonor
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園田
2年間休学して、子どもが2歳になったタイミングで復帰しました。とはいえ、休学中も子どものアイテムとかいろいろ作っていましたね(笑)。モノづくりへの熱は冷めることはなかったんです。
SOUQ
専門学校を卒業されてからは?
園田
卒業前に皆と同じように就職活動もしたんです。先生たちも子どもがいるという私の事情を理解した上ですごく協力的で。でもやっぱり子育てをしながらまた新しい環境で仕事をしていくことができるのかという不安も大きかった。
SOUQ
仕事と子育てのバランスをどうしていくのかで悩まれたと。
園田
ちょうどそんな時、2人目の子供ができたんです。なので、就職は一旦お休みして、またお母さんとしての生活に戻りました。今度は2人目の子育てを通じて知り合った方々に、子どもの発表会のときの洋服だったり、お稽古用のバッグだったりを頼まれて作ったりしていました。

ブランド設立に向けて

SOUQ
そんな中で、ブランドを立ちあげられたんですね。
園田
一番大きかったのは2人目の子どもを保育園に入れたことですかね。おもしろい保育園で、親総出でやるバザーがあるんです。11月の開催に向けて、5月ぐらいから準備が始まって、とにかく親同士が集まることが多い。そこで「かぞくのじかん」という雑誌の編集をしている人と知り合ったんです。私がいろいろ作っているのを知って、その人から雑誌で取り上げたいから取材させてほしいと言われたのが始まりです。
sonor
SOUQ
取材はどんな内容だったんですか?
園田
始めは、子供の洋服などを手作りしていた事を取材して頂き、その後に「フリース素材で作る手袋とマフラーと帽子の企画をやりたいんだけど、作れる?」って言われて。やったことはなかったんですが、できそうな感じがしたので、引き受けました。
SOUQ
なかなかのチャレンジャー(笑)。
園田
昔からやってみなきゃ分からないと思うタイプなんです(笑)。当時それとは別にニットショールを作っていて…。
SOUQ
好奇心が止まりませんね。
園田
自分が持っていたショールがすごく使いやすかったんですけど、どこを探しても同じものがなくて、「だったら作ってみよう」と。どうやったら作れるのか調べて、専門学校時代の友達にも相談して。まず糸探しから始めて、少ロットでも作ってくれる工場を探して。出来上がったものは、友達や知り合いに手売りしていました。
sonor
SOUQ
それもまたチャレンジングな試みですね。
園田
今思うと、そういうことを通して人との出会いの広がりを求めていたのかもしれないです。アイテムを通して、いろんな人と繋がれる。楽しい空間を求めてやっていたんだと思います。

取材・文/林知子 写真/東泰秀

ブランド設立するまでも、妻として、母として、クリエイターとして、アグレッシブにモノづくりと向き合っていた園田さん。次回は、現在ブランドにおける重要な柱である国産の豚革との出会いについて伺います。

Creator/Brand

sonor(ソナー)

やさしい革のものづくり

sonor(ソナー)

丁寧な手仕事から生まれる 人にも環境にも優しい商品。 sonorは国産の素材を使用し、1点1点に想いを込めて制作しています。

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