秋の装いに涼しげワンポイント。素材を味わう陶器アクセサリー。

ありきたりなシルバーやゴールドのアクセサリーには少し飽きてきたけれど、どんな素材のアクセサリーを取り入れたら良いのか迷っていた方にはぴったりの陶器。
落ち着いた雰囲気で、幅広いコーディネートにもバッチリハマるアクセサリーなのでぜひチェックしてくださいね。
普段のワンポイントアクセサリーに、新しい選択肢。

まず最初にご紹介するのは、陶器と異素材の組み合わせが楽しいブランド『あやこせらみくす』。
「陶器のアクセサリー」と聞いて、一瞬「?」を思い浮かべる方もいるかもしれません。でも実は、陶器のアクセサリーってとっても可愛いんです。

毎日お皿や器などで目にする陶器を小さく切り取ってアクセサリーにすることで、陶器ならではの素材感を楽しめるのが陶器アクセサリーのポイント。
味のある陶器のアクセサリーは、いつも偏りがちになってしまうアクセサリーのチョイスに幅を持たせてくれるようになりますよ。
陶器と異素材との組み合わせだから、手に取りやすい。

「でもやっぱり、いきなり冒険するのは…」と、普段身に付けているアクセサリーの系統が定まっている方こそ、新しい素材に挑戦するのは勇気がいるもの。
『あやこせらみくす』のアクセサリーは、陶器が木やすりガラスなどの全くの異素材と組み合わされているので、陶器アクセサリーデビューにぴったり。
さらにこの組み合わせによって、器などでは気づくことができなかった、陶器ならではのしっとりとした質感や、艶感、繊細な表情をよりいっそう楽しむことができます。
それぞれの素材が最高に引き立つようにチョイスされているのも、『あやこせらみくす』のこだわりです。
全部一点ものだから、左右での違いも楽しみたい。

この『あやこせらみくす』のアクセサリーは一つ一つ手作りで、全てが一点もの。一つのピアスやイヤリングでも、左右には微妙な違いがあります。模様や形、釉薬の色合いなど手作りだからこそ生まれる個体差を楽しんでください。
ずっと長く使っていると、自分にしか気づけない個性を見つけることができるかもしれません。

そして『あやこせらみくす』オリジナルの技法を取り入れているのがこちらのアイテム。本来ならば形成された陶器に塗る釉薬そのものを焼きあげたアクセサリーです。
釉薬の繊細さを届けたいという作家さんの思いが詰まっています。焼き上げた釉薬を割っているため、割れた部分が乱反射して独特の輝きを放っています。
使用していく中で経年変化し、少しずつ釉薬本来の青さが滲み出てくる過程も味わってみてくださいね。
あなたの日常におめでたさをプラス。

続いてご紹介するのは、同じ陶器でもまた一味違った個性的なアイテムが楽しい『annaterada』です。
こちらのブランドでは、富士山や梅、えびなど「おめでたいもの」をモチーフに様々なアクセサリーが展開されています。
普段何気なく身につけるアクセサリーに「おめでたいもの」が取り入れられていると、なんだか1日がハッピーになりそうな気がしますよね。つけているだけで元気が湧いてきて、今日も頑張ろうと思わせてくれるはず。
お洋服の素材と陶器の意外な組み合わせが可愛い。

『annaterada』のアクセサリーは個性的。でも、意外とどんなお洋服にもマッチしてくれるんです。カジュアルなコーディネートにはもちろん、和装にもぴったりハマるのが嬉しいポイント。
重たくて分厚い冬のお洋服と、華やかでクールなイメージの陶器アクセサリーの組み合わせは意外にもはまるもの。
例えば、温かい素材のニットと冷たい素材の陶器の組み合わせはとっても可愛いんです。
どんなコーディネートでも、その日のあなたをいっそう引き立たせてくれるアクセサリーなんですよ。
日本の伝統技法を取り入れたアクセサリー。

『annaterada』のアイテムには、土に顔料を練り込んで形を作る「練り込み技法」が取り入れられています。これは日本の古くからの伝統技法で、お皿や器に使われることが一般的。
それをあえてアクセサリーに用いることで、他のどこにもない独特の雰囲気が醸し出されているのです。
顔料を練り込んだ土を組み合わせて圧縮して模様を作り、それを薄く切っていくことで、まるで金太郎飴のようにアクセサリーが出来上がります。
同じ土からできているものでも、切り取る場所によって一つ一つに個性が生まれているのも、楽しめるポイントです。
どこにもないアクセサリーを実現する手作りの真鍮。

そしてアクセサリーに独特の雰囲気を加えているのが、この真鍮。実はこの真鍮部分もすべて手作りなんです。
「既製品を使うと、それだけ表現の幅が狭まってしまうから」と、パーツひとつひとつを彫金しているというこだわりぶり。
自由な発想の中で生まれたアクセサリーはパーツの表情が微妙に異なるので世界に一つしかない一点ものです。
アクセサリーとお揃いで、おうちに置いておきたい花器。
今回、『あやこせらみくす』も『annaterada』のどちらのブランドでも花器をご紹介します。
アクセサリーとお揃いで使っていると、出かけるのもおうちに帰るのも今よりもっと楽しくなりそう!
早速ご紹介していきましょう。

まずは、『あやこせらみくす』の花器。もともとディスプレイ用に置いていた花器が大人気になり、販売を始めたのだそう。
手のひらサイズでとってもキュート。小さいからこそ見えてくる釉薬の色合いや風合いを感じられるアイテムです。
もちろんこちらも、ひとつひとつ手作り。設計図を書かずにかたまりの土からインスピレーションに沿って制作された一点ものです。

そして面白いのが、この小ささ。でも実際に置いてみると、「花器が小さいはずなのに、なんだか周りのもののスケール感が狂ってくる…」と不思議な気分になってきます。
そんな新しい感覚を味わえるアイテムでもあるんですよ。

続いては、『annaterada』の花器をご紹介します。釉薬の色味の研究のために作り始めた花器は、色鮮やかで部屋をパッと明るく華やかにしてくれます。
釉薬につける秒数や、土の厚みによって微妙に色味や表情が変化するのが、釉薬の面白いポイント。一つとして同じものがないからこそ、並べて飾りたくなってしまいますよね。

形や、色の感じ、土を触った手のあとなど、すべて違っているので、ぜひ自分だけの好きなところを探してみてください。
飾る向きによってもまったく違う表情をしているので、気分によって変えてみてくださいね。
