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『YAGA』前編 始まりはシンプルな動機から

『YAGA』前編 始まりはシンプルな動機から
ガラスを素材に用いた透明感のある華やかなデザインが大人の女性たちの心をつかんで離さない『YAGA』のアクセサリー。ブランドを立ち上げて今年で10年。前後編の2回に分けて、デザイナーの矢賀佑子さんに、ブランドのこれまでとこれから、制作秘話などをうかがいました。前編となる今回は、ブランドを立ち上げたときのお話から。

きっかけは「自分がつけてみたいもの」

「もともとブランドを立ち上げようと思っていたわけではないんです」 ブランド立ち上げについてうかがうと、開口一番そう答えた矢賀さん。ブランドを始めるまでは、映像関連の会社で会社員として働いていて、学生の頃から、自分が身に着けるアクセサリーを手作りしていたそう。 「当時海外に行ったときに大ぶりなアクセサリーをたくさん見かけていいなと思ったんです。でも日本は小ぶりなデザインが好まれる傾向もあって、欲しいと思うものがあまりなかった。そこで自分がつけたいと思うものを作っていたら、周りから『かわいい』『売ってみたら?』と言ってもらえて。そこからフリーマーケットなどで販売するようになりました」

もともと周りにブランドなどを立ち上げているファッション関係の友人が多かったこともあり、「とても自然な流れで、気付けば今の形になっていた。」と矢賀さん。

そして、会社員を続けながら、アクセサリー制作を学べる夜間の専門学校に通います。 「彫金の専門学校だったんですけど、自分には合わなかった(笑)。当時は素材を組み合わせて作るコスチュームジュエリーを主に作っていて、彫金はそれとはまたまったく異なる世界。ただ、学校に通ったことで、授業で学んだ専門的な知識は工場とやりとりする際に役に立ちましたしね。」 そうして、2011年にアクセサリーブランド『YAGA』は産声を上げました。

YAGA

姉妹による共同制作スタイル

ブランドを立ち上げて2年経った2013年には、ヘアメイクスタイリストの仕事をしていた姉のミノリさんが仲間に加わり、姉妹共同でブランドを運営していくことに。 「姉は奇抜なデザイン、私はシンプルなデザインが好きで、似ている様でや少し違うセンスを持っていました。制作においても得意とする部分が異なるので、実は一緒にやる前からいつも意見を聞いていたんです。出来上がったら『これ、どう思う?』とまずはお姉ちゃんに相談する、みたいな(笑)。それを何回も重ねていくうちに『じゃあ、私も作るの手伝うよ』となって。ちょうど姉が転職を考えていたタイミングだったこともあって、一緒にやることになりました。そこからYAGAが加速した感じはありましたね」 ミノリさんの特徴あるデザインに、佑子さんがシンプルな要素を吹き込んでいく姉妹による共同制作スタイル。「それがちょうどいい塩梅だったんです」。

アイテム制作に影響を与えたモノ

正反対の好みを持つ者同士で一つのモノを作ろうとなると、時には衝突することもあるのでは?でも、そうならないのは、姉妹だからこそ。 「基本が一緒というか、同じモノを見て育ってきたから価値観が同じなんだと思います。小学校のときに2人してハリウッド映画にハマっていた時期があって、別々の雑誌を買って交換して夢中で読んでましたね(笑)。今思うと、その頃から海外、特にアメリカやヨーロッパへの憧れが強かったんだと思います」

YAGA

当時たくさん見た作品は、ブランドにおけるアイテム制作にも影響を与えているそう。 「当時の映画に登場した大ぶりなイヤリングを現代風にアレンジしたらかわいいんじゃないかとか。当時の音楽やMVからもたくさんインスピレーションを受けていて、今に繋がる自分のセンスが形成されていった気がします」 そんな中、時折出かけた海外旅行では、特有の色づかいにも感銘を受けた矢賀さん。 「国によって感性や色の見え方が違うせいか、色づかいや配色、中間色の出し方がすごく上手だったり。日本とはまた違う色の使い方はとても勉強になりました」

10年間で変わったこと、変わらないこと

2020年にミノリさんがシルバーアクセサリーブランド『FAIS DESIGNS』を立ち上げ、独立。『YAGA』も活動の拠点を東京に移すこととなり、姉妹別々の道を歩むことに。 「2人で何年か一緒にやっていくうちに、おのおのがやりたいことがより明確に見えてきたんです。方向を分けて進んでみるのもいいよね。お互い別々のところで技術を高めて、後々また一緒にやるのもありだなって」 そして、迎えた2021年。ブランド立ち上げから10年の節目の年に、ブランドのリニューアルを決意しました。

YAGA

「気づいたら10年という感じでした。最初の頃はオリジナルのパーツを作ろうと思っても、どうやって作ってくれる工場を探していいのかがわからなくて、電話帳で探すことから始めたり(笑)、今とは違う大変さがありましたね。」と立ち上げ当時を懐かしそうに振り返りながら、リニューアルを決めた経緯についてこう話してくれました。 「10年前と比べてそこまで大きく変化したわけではないけれど、自分の中でのモノ作りに対する気持ちが少し変わってきていて。10年ってキリがいいし、これを機にこれまでよりも少し大人な方向にシフトしようと思いました」 その言葉通り、リニューアル後は、素材や質感、雰囲気などにより拘った上質感のあるアイテムを制作。エレガントな要素も取り入れた、POPな大人テイストへ。

YAGA

今回SOUQで取り扱う3種類の新作アクセサリーも大人の女性にぴったりな洗練されたデザインばかり。 透明なガラスに色ガラスをくっつけた2種類の色合いが楽しめる「Two Tone」は、コーディネイトに合わせて着ける色を前後で変えられるリバーシブル仕様が楽しいと思って作られたそう。

YAGA

サンドブラストというマット加工が施された「GUMMY」は、アイテム名が示す通り、海外のお菓子のような色合いが目をひきます。

YAGA
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単体ではもちろん、イヤーカフと組み合わせていろいろ楽しめるものを、と思って作られたのが、フープ型の「borosilicate」。「Two Tone」や「GUMMY」はもちろん、これまでのYAGAのイヤーカフをつなぎ合わせて自由にカスタマイズできて、一度に二度と言わず三度も四度もおいしいアイテムです。 そんな風に新作旧作が繋がるようなアイテム展開は、今後もっとやっていきたいことの一つだそう。

YAGA
YAGA

「10年間いろいろ挑戦してきた中で今作りたいのがこの形だった。ファッションもそうですけが、今は重ね付けを楽しむアイテムが多くて、アクセサリーも他の色々なアイテムと組み合わせて使えるものがいいなと。前は『重くないの?』と心配されるような特徴的な大ぶりなデザインのものが多かったのですが、今は小さめでエレガントな気分。また気分によって変わるかもしれないですけど(笑)」

上質で残るモノを作りたいという思い

そんな節目の年を迎えた矢賀さんがモノ作りにおいて大切にしたいと考えていることとは。 「あらゆるモノが大量生産されて便利な今の時代だからこそ、数は少ないけど上質で、自分にとって特別ないいモノを作っていくことが大事なのかなと。そういうものを身に着けると、気分もいつもと違うと思うんです」

長く使える上質なアイテム作りを目指すことで、いろいろと壁にぶつかることも。 「手作業でしかできない部分が増えて、作ってくれる職人さんが見つからなかったり、素材にこだわることでどうしてもコストのバランスがうまく取れなかったり課題は山積み。上質でいて、気軽に楽しめるモノになるよういつも試行錯誤しています(笑)」

YAGA

大変なこともたくさんあると思われる中、妥協はせずによりよいモノを目指していきたい、明るく笑顔でそう語る姿に、ブランドのこれからが楽しみになりました。

後編では、矢賀さんがアイテムの素材として使うガラスに魅せられたきっかけや、アイテム作りのお話を深掘りします。

Creator/Brand

YAGA(ヤガ)

アクセサリーデザイナー

YAGA(ヤガ)

OLD&NEW ''古くて新しいモノ’’をイメージに、古き良き時代のカルチャーのエッセンスを取り入れたアクセサリーを展開。

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