Y*RT2(ワイアールティーツー)第3回 カバンとブローチとコラボレーション | SOUQ ZINE スークジン

Y*RT2(ワイアールティーツー)第3回 カバンとブローチとコラボレーション

Y*RT2(ワイアールティーツー)第3回 カバンとブローチとコラボレーション
さまざまなジャンルで活躍するクリエイターとその作品を紹介する「ピックアップクリエイター」。今回は、クロスステッチ刺繍の作品を手がける「Y*RT2」のかなやゆみさんに登場してもらいました。
SOUQ
刺繍作品としては、今は何を一番多くつくってらっしゃいますか?
かなや
何かなあ…カバンはすごく時間がかかるんですよ。刺繍の部分だけで1カ月近くかかってしまうので、どうしても量産ができないんですね。最近は月に1回のペースでイベントに出店しているので、数をつくらなきゃというのがあって制作が追いつかなくなってきて。ブローチとかだったらカバンよりはたくさんつくれるので、最近は多いかもしれませんね。
SOUQ
カバン型のブローチもつくってらっしゃいますよね?
Y*RT2「Y*RT2」のカバン型ブローチ
かなや
そうなんですよ。
SOUQ
それは、もしかしてカバンをつくりたいという気持ちが表れている?(笑)
かなや
そうかもしれないですね(笑)。カバンづくりは工程も多いからすごく手間と時間がかかるんですけど、イベントではすぐにお買い上げいただいたりするので、もっといっぱいつくりたいんですけどね。
SOUQ
カバンのブローチは、色使いもカラフルですね。
かなや
そうですねえ、シンプルにしたいといつも思うんですけど、元気になる色を使いたいとも思ったり、いつも迷走しながら(笑)つくってます。
Y*RT2

作家さんとのコラボレーション

SOUQ
ブローチのモチーフはどういうところから発想されるんですか?
かなや
もちろん図案集を参考にすることもありますが、刺しているうちにやりたかったことができなくて、挫折することで違う柄になることもよくあります。
SOUQ
失敗は成功の母ですかね。
かなや
そうすると逆にオリジナルかなと思って。わりと行き当たりばったりなのが多いです。途中でどんどん変わっていくこともありますし。
SOUQ
今は制作はすべてお一人でやってるんですか?誰かに頼んだりはされてないのですか?
かなや
カバンのがま口をつくる工程は専門の作家さんに頼んだり、長財布をつくるときにプロの縫製の方に頼んだりすることはありますが、ほとんど自分でつくりますね。あとは、作家さんとコラボして図案をつくったりもしてます。
Y*RT2
SOUQ
そうなんですね。どういう作家さんとコラボするんですか?
かなや
これは、「sobakasu-kids.」さんという作家さんとコラボした猫ちゃんの柄。プリントを作家さんといっしょに考えて生地をつくったんですけど、この猫ちゃんの柄を刺繍に置き換えてつくったりしました。
SOUQ
テキスタイルもオリジナルでつくられるんですか?
かなや
それほどよくはつくらないですけど、このときは「sobakasu-kids.」さんとコラボして何パターンかの生地はつくりました。
Y*RT2「sobakasu-kids.」とコラボレーションしてつくったバッグ(右)。

ギャラリーでのイベントをプロデュース

SOUQ
そういうコラボする作家さんたちとは、どういうところで出会われるのですか?
かなや
「Y*RT2」を始めた頃は、地元のバザーとか蚤の市、フリーマーケットに一人で出店してたんですけど、百貨店に出るようになると、もっともっとバリエーションを出さなきゃいけないという感じになってきたので、いろんなところでお会いした作家さんと仲良くなる機会があって、個人的に好きな作家さんには「いっしょにやりませんか」と声をかけて。
SOUQ
かなやさんからお声がけするのですね。
かなや
はい。ブランドを立ち上げた頃、箕面の雑貨屋兼ギャラリーを1カ月間借りて、10人ぐらいの作家さんに声をかけて、カフェスペースがあったのでお菓子をつくるのが好きな方とかも誘って。カフェもやって雑貨も売ってということをやりました。
Y*RT2
SOUQ
それをかなやさんがまとめ役でやられたんですね。
かなや
そうなんです。私が好きな方ばかり集まってもらって。
SOUQ
どんなジャンルの作家さんが参加されたんですか?
かなや
私は布小物関係だったんですけど、陶器の方とか、編み物の方とかアクセサリーの方とか、いろんなジャンルでしたね。そういうイベントを年に2回ぐらいのペースでやってました。
SOUQ
年に2回は結構大変ですね。
かなや
そうですね。夏と冬という感じで、ちょっとずつメンバーも入れ替わりながらやってたんですよ。
SOUQ
今もみなさん集めてのイベントはやってるんですか?
かなや
メンバーはずいぶん変わってますけど、やってます。最初の頃のメンバーはみんな大御所になって、それぞれ活躍されてますので。最近は若い作家さんに声をかけてやらせてもらってますね。

取材・文/蔵均 写真/桑島薫

出会った作家さんたちとのつながりを大事にするかなやさん。次回最終回は、最近つくり始めた手刺繍のつけ襟について話を聞いていきます。

Creator/Brand

Y*RT2(ワイアールティーツー)

手芸作家

Y*RT2(ワイアールティーツー)

クロスステッチ刺繍や、ヴィンテージテキスタイルを使って服飾雑貨を主に制作。
どことなく懐かしくて、おんなのコらしく、手づくりならではのあたたかみのあるものづくりをめざしています。

Recommend Story

おすすめのストーリー

Browsing History

閲覧履歴