CREATION’S CONNECTION VOL.3 油彩作家「Kiiman」さん | SOUQ ZINE スークジン

CREATION’S CONNECTION VOL.3 油彩作家「Kiiman」さん

CREATION’S CONNECTION VOL.3 油彩作家「Kiiman」さん

VOL.3

クリエイターからクリエイターへ。数珠つなぎで紹介してゆくこのコーナー「CREATION’S CONNECTION」へようこそ。
今回ご紹介するクリエイターは、?「yes!yes! 非非」の福永奈津さんさんからの紹介で、油彩作家の「Kiiman」さんです。

推薦理由

Kiimanの存在を知ったのは、1年と少し前。
革に油絵の具で絵を描いたアクセサリーってはじめて見たし、描いてるモチーフもすごいインパクトがある。何より名刺をくれる時のパフォーマンスがすごく面白い!!一見シャイなようでめっちゃサービス精神旺盛。
なんか初めて見るタイプの女の子で色々と衝撃的だったのをよく覚えている。そして、今年のスーククリエイターズフェスティバルでは隣のブースで出店して、さらにKiimanの魅力に惹かれた6日間だった。
彼女はなぜか自分の作るアクセサリーを“悪セサリー”と呼ぶ。自分はそういえばその理由はまだ聞いたことがない。“悪”って言葉を使ってはいるけど、実際の彼女はまわりのひとをシアワセにするどっちか言うと天使みたいな人やん!?って思ってた。人としてすごく気になる。まだまだ知らないKiimanの魅力を探ってみたいと思います!

紹介者より3つの質問

福永
ズバリ、どうしてKiimanの作るアクセサリーは“悪セサリー”って言うのですか??
Kiiman
ナツさん、まずはご紹介ありがとうございます!yes!yes!非非ブランドからご紹介されるとは本当に光栄です!
6日間ずっと顔合わせていたのに伝えていなかったですね(笑)ごめんなさい!
悪セサリーは“イタズラ目的の作品”なんです。スウェードに描いた絵をコラージュしてアート作品を作っている事もあり、元々はアート作品に使うのに余った切れ端を平面絵画と並べて個展で安く販売していました。
当時は商品と呼べるものでもなく、バッチやワッペン(ボンドで貼るだけ)にするのが精一杯でしたが、臓器モチーフが多かったので、そのうち展示をする度に「足落としました」「新しい腎臓が欲しいです」「骨盤ありますか?」といった会話が多くなり、自分がブラックジャックになった気分でもありました。
「〇〇無くしました」って話される人達のその〇〇というモチーフによっては、どこかニヤッとした顔をされていて、作品が“悪戯(イタズラ)”しているみたいだと【悪セサリー】と呼ぶ流れになりました。
因みに色んなモチーフは私がフェティシズムを感じるものを描いています。アクセサリーとうたっちゃうとカテゴリーという枠から飛び出せないような気がして作る事を楽しめないと思って。
グッズ展開等の話も頂くんですが、あくまで作品として手に取ってもらいたいので必ず展示を通して人の手に渡る事を大切にしています。多分この6年くらいで2000個は描いてると思うし、今では誰が持っているのか把握できないけど、いつどんな時期にどこで発表したものか、悪セサリーを見つけると全部覚えてるんですよ。
 
福永
絵を描く・悪セサリーを作るとは全く別の分野で、やってみたいことってなんですか?
Kiiman
質問の中で一番悩みました(泣)
「作品を作る」が生き甲斐というか生活する中で、どこにいてても誰と話していても社会を見てても頭の中には“作品の題材やテーマ”と言うものに変換される事が多くて、他にやりたい事が分からない不器用さは自分の短所かもしれません。作品が思うように作れなくて辛い事もあるけどその分乗り越えた時の達成感は大きいし、自分にも周りにも新しい事が沢山起きるので毎日が新鮮です。
例えば私が医者になって誰かを診療しても、それは「Kiiman」という作品になってしまうでしょう。それでもやりたい事をと言うのなら、作品の事なんて忘れちゃうくらい「非非さんやACCIDENT、大阪のみんなと温泉の大広間でどんちゃん騒ぎしたい!」です(笑)
 
 
福永
今は東京に住んでいるKiimanからみた大阪の魅力と東京の魅力をそれぞれ教えてください。
Kiiman
東京に住んで5年が経とうとします。
東京は形になるスピードが早いです。ちょっとサボれば置いてけぼりを喰らい忘れられるのも早いのでシビアで過酷な現実を目の当たりにする事もあります。産まれるアーティストやプロジェクトも多いけど、消えていくものも同じくらい多い。
ただ、兎に角人が多い分技術者は勿論、様々な業種の方達と知り合えるので、自分の作品展示に必要なものはプロの方に相談できるし協力も仰げる。何をしたらいいか分からない人には絶望的な街に見えるかもしれないけど、“これがしたい”が明確なら沢山の人が話を聞いてくれるし、ヒントを与えてくれたり力を貸してくれます。
自分は恵まれているのかもしれないですが、「ここに行くといいよ」「この人に会っておいで」そんな地図をくれる人達の存在が沢山いて、東京の魅力はズバリ【宝探し】ができる街ではないでしょうか。
大阪の魅力はズバリ、“誰もがサービス精神”なところではないでしょうか。
道や電車、外に出ると知らない人からすぐ声をかけられては、全く知らない相手のボケに「なんやそれ」「なんでやねん」って突っ込む事も。大阪あるあるですが、例えば吉本新喜劇の「クマや、死んだふりせい」はやっぱり自分もやっちゃうし、鉄砲で撃たれるふりがあったら「う~っ!」って痛がるリアクションをする。
普段の小さなやり取りからして、ベタな事に対するノリや集団意識も強い分、同じ催しで出展すると、思いがひとつに向かった時の一体感は、火傷しそうな程熱く感じる時があります。
「ほなまた!」って東京に戻れるし「ちょっと邪魔するで」って大阪に帰れる感じ。街中がコントのような世界で賑やかで面白いし、人を笑わせよう、持て成そうという気質は大阪産まれの私の作品にもどこか出ているのかもしれません。
移動型セレクトショップで始まった【ACCIDENT】と関わった事でここ1年半程、大阪に展示で戻れていますが、展示をする時は普段の数倍眠ってたサービス精神が出てしまいますね。多分大阪の血が濃い。
今年9月のスーククリエイターズフェス2018で日に日に声が出なくなったのは楽しくて喋りすぎたからだと思います(笑)

油彩作家「Kiiman」さんよりご自身のブランド紹介

CREATION’S CONNECTION VOL.3 油彩作家「Kiiman」さん

Kiiman
大阪産まれ 東京在住。

フェティシズムから産まれるモチーフをスウェードに描いた油彩作品を発表しています。
2014年に始まった個展から空港施設に見立てたインスタレーション空間を作り始め、展示する際は【KIIMAN Art Terminal】という名前で、自分以外のアーティストや技術者を絡めて空間演出をしながら平面作品や悪セサリーの展示販売をしています。
心行くまで快適なアートの旅を楽しんでもらい、心よりちょっとした悪戯(いたずら)目的の「悪セサリー」でご搭乗様のお身体と遊ばせて頂きます。

https://www.instagram.com/kiiman/
http://www.kiiman27.tumblr.com

NEXT CONNECTION

PAST CONNECTION

Recommend Story

おすすめのストーリー

Browsing History

閲覧履歴