【HABUTA’S SHOPPING MANUAL 1 TO 100】No.005

バイヤーの羽太です。
勝手に、【HABUTA’S SHOPPING MANUAL 1 TO 100】はじめてます。
たまには、フードの話を。。。
『ハーニー&サンズ』
我が家には、ハーニー&サンズ社のホットシナモンティーという禁断の紅茶があります。
〔ハーニー&サンズ〕は、ニューヨーク郊外で創業した歴史のあるティーブランド。
創設者ジョン・ハーニーが残したブランドストーリーには、チャック・ウィリアムズという名前が出てきます。
ウィリアムズ氏はニューヨークでいくつかのキッチン用品のお店を持ち、〔ハーニー&サンズ〕の紅茶を自分の店で扱いたいと言いました。
そのお店こそ、あの「ウイリアムズ・ソノマ」です。
惜しくも数年前、「ウイリアムズ・ソノマ」は日本から撤退してしまいましたが、私はそこで扱う道具類と食材が大好きでした。
ニューヨークのお店で買ったゆで卵タイマーも、レモン絞り器も、買い溜めしたディッシュクロスも、20年経っても未だにいい働きをしています。
その「ウィリアムズ・ソノマ」で〔ハーニー&サンズ〕の紅茶は好評を博し、大きく成長を遂げたと言います。
と、まあ、知った顔をして記しましたが、私がこの紅茶を知ったのはもっと単純な話。。
『この紅茶との出会い』
プロ級の料理の腕を持つ友人K子が、食後に出してくれたのが最初でした。
ミディアムボディのブラックティーに3種類のシナモンと、オレンジの皮、スィートグローブが、ごっそり入っています。
口に含んだ時の甘さに、てっきり彼女がお砂糖を加えたのだと思っていましたが、
天然の甘みは、うれしいカロリーゼロでした。

サシェを持ち上げると、ふわっとシナモンパウダーがこぼれ落ちるほど。
タイミングを間違えると咳き込みます。
ー禁断の紅茶ー
でも、どうして?これが禁断の紅茶なのか?
。。。
それは、人前で飲むことができないからです。
我が家の男たちの前で、私はこれを味わうことができないのです。
彼らはシナモンやグローブの香りが大の苦手。
飲もうものなら、「お願いだからひとりの時に飲んでほしい」と懇願される有り様です。
それくらいのパンチがあるのです、この紅茶には。
男3人それぞれの用事で家を空けることを知った時、
「これであれが飲める」と静かに悦び、いそいそと戸棚の缶に手を伸ばします。
たぶん、「食べ物は、制約があるほうが旨さを増す。」
そんなことを思いながら次の機会を伺っている今日この頃です!

牛乳を温めてからサシェをいれると、チャイのような美味しさで冬には断然こちら。