【HABUTA’S SHOPPING MANUAL 1 TO 100】No.012 | SOUQ ZINE スークジン

【HABUTA’S SHOPPING MANUAL 1 TO 100】No.012

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No.012 本田星陶所の大きなマグ

梅雨入りした東京です。
大粒の雨は結局止むことなく、きのうは夜遅くまで降り続けていました。

「ただいま」と帰宅してすぐ、夕食の支度に取り掛かかるのが日常ですが、
冷蔵庫から缶ビールを取り出しプシュッと開けるのもほぼ同時です。

ビールを飲む時、決まって使うカップがあります。
沖縄、那覇市で陶作活動を続ける本田伸明さんのとても大きなマグです。

本田さんの作品を目にしたのは、
沖縄にある「miyagiya-bluespot」というエディトリアルショップのディレクター・宮城君を
経てのこと。

那覇のメイン通りから幾つか道を奥に入った所にある小さいショップには、宮城君の審美眼を
通過したクラフトとファッションがぎっしりと詰まっています。

「gypsy」

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いわゆる普通のマグカップの大きさを、遥かに超えているこのマグ。
大きさも削り方も、色のつけ方も、こうでなくちゃいけないといった定説を取っ払った感じに
惹かれました。

そして本田伸明さんがこの作品につけた名前は「gypsy」。
定住しない少数民族のごとく、このマグから「力強い自由」を感じ取った私は
正しかったのでしょうか?

宮城君がこの作品を薦めるトークも凄かった。
「これ、350缶のビールが丸々入るんですよ」

そうしてこの大きなマグを持ち帰った私。
1年後、縁あって本田伸明さんと一緒にお仕事をする日がやってきます。

本田さんは、私が担当するオリジナリティ、スペシャリティ、インディーズに
こだわった新しい沖縄を発信するイベント、阪急うめだ本店の「新・沖縄展」に参加。
彼の代名詞とも言えるブルーシルエットというシリーズとともに、
まだ見ぬ、まだ知られていない沖縄の魅力を届けてくれました。

「本田さんごめんなさい。gypsyのマグカップに、毎晩ビールを注いで飲んでいます。だってbluespotの宮城君が350缶がぴったり入るなんて、ものすごい切り札を出してきたから。」

「それはいいじゃないですか。何をどうやって使ってもいいんだから。こんな大きなマグを自分のお店で扱いたいという宮城君、彼に作品を託した時点でどうやってくれてもいい、って思ってたから。」って笑う本田さん。

そして今、明日から始まる『樂園、海ヲ渡ル。僕らがつくる、新・沖縄展』の設営に
向かう新幹線の中に私はいます。
今年も本田伸明さんが新しい作品を届けにやって来る。

『樂園、海ヲ渡ル。
僕らがつくる、新・沖縄展』
阪急うめだ本店 10階 うめだスーク 中央街区
6/12(水)~18(火) 最終日は午後5時まで

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