はやしよう通信 Vol.5

『強烈な個性にひかれる』
明けましておめでとうございます。2019年、猪のごとく、突っ走ります。
今回は自分の「好き」について。
世代的に小学高学年の頃、がっつり、スーパーカーブームに乗っていました。
当時憧れの車は、フェラーリやランボルギーニでした。万博公園などで開催されるスーパーカーショーに行き、写真を撮りまくって、友達と見せ合い、エンジンの性能やフォルムについて、熱く語り合っていたことを覚えています。

ブームを作り出した「サーキットの狼」という漫画があり、主人公が乗っていたロータスヨーロッパスペシャルという英国のスポーツカーが、当時、中古車雑誌で、200万円前後で売られていたのを見て、そのくらいなら、大人になったら、ローン組んで買えるかも?と考えたりしていました。
今から40年以上前、そもそも、輸入台数の少ない外国のスポーツカー、当時、街中で見かけることは、ほとんどなかったのですが、最近、ちょくちょく、60~70年代の車を見かけます。
普通に街を歩くとき、通り過ぎる車をずっと見ているわけではないので、そういう機会は、多くないはずなのに、特に、土日に多く遭遇するのです。

なぜか?
答えは簡単です。なんらかのトラブルで、停まっていることが多いからです。(笑)
こういう車に乗っている方、僕よりも10歳くらい年上とお見受けしていますが、慣れているのか、そう焦ることもなく、動かなくなった愛車を路肩に寄せて、15分、20分、いじって、応急処置を施し、走り去って行くのです。知識と余裕がなければ、出来ないことです。
どう考えても、維持費や手間がかかりまくる古い車になぜ今乗るのか?これは、好きだから、という答えしかないですよね。


今ほど大量生産ではない時代だったからこそ、メーカー担当者の思いが強く反映された強烈な個性を持つ車が、世の中に出て来て、スクラップになることなく、マニアによって、何十年も乗り継がれているのだと思います。
大量生産ではないからこそ、強烈な個性を持つモノ。SOUQクリエイターのクリエイションに通じるものがあります。
それが僕の「好き」なのです。
