若い層にも広がって欲しい!ハンドメイドの楽しさと魅力 | SOUQ ZINE スークジン

若い層にも広がって欲しい!ハンドメイドの楽しさと魅力

若い層にも広がって欲しい!ハンドメイドの楽しさと魅力

様々なイベントやプロジェクトの舞台裏にスポットライトを当てる「プロジェクトストーリー」。今回は京都造形芸術大学の文芸表現学科の皆さんをインタビュアーに迎え、うめだスークのバイヤー2名に取材をしていただきました。 手芸担当・北村のインタビューです。是非ご覧ください!

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阪急うめだ本店の『セッセ』という、日々変わりゆくハンドメイドの売場で活躍するバイヤー北村智子さん。彼女がバイヤーになった経緯と、仕事への想い、彼女が見るハンドメイドのこれからの形とは?質問を投げかけてみました。
interview by 京都造形芸術大学 文芸表現学科の学生チーム

 

ー北村さんがバイヤーになった経緯をお聞かせください。

北村
学校を出て、就職活動をしている頃は、ただ漠然と百貨店で働きたいなという思いだったんです。小学生の頃、親戚のお姉ちゃんへのプレゼントを百貨店に買いに行った時、種類が多くて選べなかったことがあったんです。そのときに売場の方が、”お姉ちゃんの好きな色は?”とか”花柄とかリボンがついたやつがいいかな?”など色々聞いてくれて、一緒に決めてくれた販売員のお姉さんに憧れたのが最初です。1997年に阪急うめだ本店に入社して、手芸用品売場に配属になりました。当時の基本的なお仕事は、店頭での販売員だったのですが、当時は並行して、仕入れの作業もしていました。4年前ぐらいに会社から辞令が降りて、いまバイヤーをさせていただいています。
  

ー北村さんは普段、どういった気持ちでお仕事されているんですか?

北村
実は私、手芸を個人的にもやったことなかったんです。なので、配属になったとき「なんで私が?」というのが最初です。でも配属されたからにはと、手芸について色々勉強をしました。店頭で販売員をしていた頃は最前線でお客様に接しなければならないので、色々な接客技術の勉強をしていましたが、バイヤー職になってからは、そのクリエイターさんの背景だとか、この商品はこうやってできているとか、ここをお客様に紹介してほしいといったところを販売員に伝えるようにしています。商品を選ぶ時には、普段来られているあのお客様は、きっとこの商品が好きだろうなとか、このイベントには、こんな商品を持っていくとお客様が喜んでくれるだろうということを一番に考えています。
 

ー売り場に来られるお客様の年齢層に特徴はありますか?

北村
お客様で1番多いのが70代ぐらいで、若い方だと20代くらいのかたもいらっしゃいます。去年のテーマ・課題として、若い層にも手芸を知ってもらいたいということを掲げていました。私の課題として手芸を楽しんでくれる年齢層をもっと幅広く出来たらいいなという想いがあります。最近、ハンドメイドを楽しむクリエイターさんや若い人が増えています。これらをうけて、『セッセ』でも、去年の9月に大きく売場のリニューアルして、アクセサリーパーツの売場を設けることにしました。リニューアル前の『セッセ』にアクセサリーパーツの扱いがなかった時、「アクセサリーパーツってないんですか?」というお声をいただくのは、若い方が多いなという印象があったんです。服を作りたい場合だと学校に行かないとパターンが作れないということもあると思いますが、アクセサリーだと、学校に通わなくてもちょっと個人的に勉強して知識があれば、ある程度自分の好きなように作ることができます。これは、手芸をはじめるきっかけになりやすいのではとピンときたんです。リニューアル以降、数カ月経った実感としても若い層のお客様は以前よりも増えたと思います。
 

ー北村さんが今興味を持っていること、今後の展望についてお聞かせください。

北村
ハンドメイドの素晴らしさをもっと伝えられたらと思っています。破れたところを補修する「ダーニング」という技法が、今手芸業界でも注目されています。これは物を大切にしようという意識からきています。靴下などが破れたから新しいものを買おうというのはでなくて、破れたところを繕うといったようなことです。この、ちょっとしたDIYのようなものが、若い人に広がったらいいなと思っています。大量生産で出来たものだけじゃなくて、手作りもいいよと。例えば、子供の時にお母さんが破れた布カバンの穴にお花のワッペンをちょこちょこっとつけたり直してくれたり、刺繍をしてくれたりしたら、それは多分簡単に捨てられない価値のあるものになって、ずっと使って大事にしようと思えると思うんです。ものを大事にして欲しいという気持ちを込めながら、『セッセ』でもハンドメイドの魅力がさらに広められたらいいなと思っています。


バイヤー青木のインタビュー記事はこちらから

京都造形芸術大学 文芸表現学科
ライティング:吉田恭介・藤田拓斗
インタビュー:添田陸・野々口
学内撮影分:富塚花子
校正・校閲:小山浩暉・杉山修己
テープ起こし:吉田恭佑
企画補助:西村瑠花、河野晃太郎、吉畑つぐみ

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